長女と、担任の先生と、3人で話していたときのこと。
祖父母の話題になって、先生と私は、同じ県北市内の出身だとわかりました。
どのへん? と訊かれた長女は、ダイレクトに私の実家のある地区名を答えたのですが…。
マイナーな地名なので、わかってもらえた人は、今までひとりもいなかったんです。
例えるなら、「東京都○○区」と聞いたら、大半の人はわかるけれど、区の後に続く住所をぽんっと言われても、どのあたりだか見当がつかないような。
なので、長女の答えを補足しようとしたら、先生が、
「○○小学校のところかな?」
と、私の出身校を口にするではありませんか!
さらに話してみると、何と、先生と私の実家とは、同じ町内のご近所さんだったことが判明。
年代がずれているので、直接の面識はありませんでしたが、どうやら私の妹世代とは、小学校の登校班も同じだったようです。
「あはははは!」
私、思わず爆笑してしまいました。
だって、県南に住んでからこちら、ピンポイントで住所を言って、出身地が伝わったことなんてなかったのに。
同じ県北内でも、知らないと言われる方が多かった場所なのに。
まさか、こんな近くで、地元の繋がりが見つかるなんて、思いもしなくて。
びっくりして、嬉しくて、大爆笑。
人間って、予想外の出来事に遭遇すると、笑うんですね!
楽しくて、笑顔になることは、たくさんあるのだけれど。
お腹を抱えて笑うことって、実はたまにしかありません。
ブログを読み返しながら記憶をたどって、数ヶ月に一度ぐらいだな、という感じ。
そのたび、心から笑う気持ちよさを味わうのと同時に、感情表現はあいかわらず私の弱みなんだなあと思います。
よくも悪くも笑顔を貼りつける癖ができているので、カウンセリングを受けても、シートに「微笑みを浮かべ、穏やかに話す」と書かれることもしばしば。
でも、「微笑んで話す」以外のコミュニケーションが、偶然にもできて。
しかも、子どもや気心知れた友達ではない相手に爆笑したのは、初めてかもしれなくて。
とかく抑える方向で対人関係を保ってきた私にとっては、劇的な出来事でした。
もっと感情を出してみようかな、という気持ちにさえ、なっています。