デビュー作で苦手意識がついてしまって、読めずにいた作家さんです。
こちらはショートショートということで、隙間読書に向いている1冊でした。
乙一さんを思い出す感触。
でも、それより軽い口当たりで、しゅわっとした読後感です。
「僕」の言葉や行動が、タイトル通り、子どもを見ているようで。
子どもってこんな感じだよなあ…とうなずくと同時に、気まぐれで命運が決したら怖いな、と苦笑い。
だけど、こんな神様がいたら、楽しそう。
唯一絶対の万能神にはない、日本神話の神々のような、子どもっぽさがいいなと思いました。