好きなことリスト、1番目。
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いちばん最初の「好きなこと」
覚えている限りの初めての読書は、5歳のとき。
保育園で友達と遊べなくて、ひとりで読んだ「ロボットカミィ」がおもしろくて、そこから本好きになったように思います。
小さい頃は、家にある百科事典や、母の持っていた育児書をこっそり読んで。
新しい教科書をもらうと、国語と道徳だけ、真っ先に読破して。
学生時代は、図書室で物語や伝記を、本屋さんでライトノベルや漫画を立ち読みして、また買っては読んで。
大人になってからは、周りの人に借りて読むことも増えました。
エッセイ、詩集、ファンタジーもの、恋愛もの、推理ものetc…
目の前にあるものは、たいがい何でも読みました。
たくさん読んだなあと思うけれど、今思い返してみて、あれは好きだった! 何度でも読みたい! と、ぱっとタイトルが浮かぶものといえば…
- 誰も知らない小さな国
- 創竜伝
- 図書館戦争
- 十二国記
- シインの毒
- クリス・クロス
- タイム・リープ
- ハッピーバースデー
意外と少ないですね(笑)。
最近は、ブログでも読書記録は残していますが、物語系はほとんど読んでいませんでした。
今回、改めて「好きなこと」を実践していくにあたって、久しぶりに「小説」を読もう!
ということで、本屋さんをうろうろ。
迷った末に…
しばらく小説から離れていたので、読んでみたいものも、読み返したいものも、たくさんあったのですが。
新書コーナー、文庫コーナー、ライトノベルコーナーを行き来しながら、30分ほど迷って、これにしました!
「さよなら、田中さん」(鈴木るりか) です。
中学生の子が書いたというので、気になっていた1冊でした。
長編かと思ったら、連作短編のような感じなのですね。
久しぶりの小説、楽しかったです。
後半は、子どもたちがワーワー騒いでいる中で「ちょっと! お母さん今いいとこだから、終わるまで待って!」と、長女に弟たちをお願いして、読みきりました。
ああ、そうだ。こうやって物語を中断されるのが嫌で、育児中は小説はやめようって遠ざかっていたんだ。
長女を生んで、そんなふうに考えていたことを思い出しました。
だから最近は、読み慣れていて中断されても大丈夫な物語か、小説以外の本を選んでいたんですね。
でもやっぱり、私の本好きのルーツになっているのは、物語のわくわく感だということも、思い出しました。
次はどうなるんだろうって、息をつく暇もないほど夢中になって、ページをめくった記憶。
この感じを、また味わいたい。
これからは、小説も読もうと思いました。
やっぱり、やってみてよかった。
いちばん最初の好きなこと。
後日談です
私が半分くらい読んだとき、いったん家事のために中断したのですが。
長女が「次、貸して」と言うので渡したら、途中のページを開いて、読み始めたではありませんか。
「あれ? 途中から読むの?」と訊ねたら「え、ここまで読んだし。続きから」と、事もなげに答える娘。
確かに、私が新しい本を買ってくると、目ざとく見つけては、読んでいる長女ですが。
いつの間に、そんなに読み進めていたんだろう(笑)。
私に引き続き、騒ぐ弟たちを無視して読み終えた娘に、感想を聞いたら
「よかったよー」
と、言っていました。
読み始めると夢中になる姿が、何だか自分と重なるようでした。