
【noteエッセイ】見知らぬ時間
スマホの時計で、日本の時刻と、バンクーバーの時刻を表示している。 私の尊敬する友人が、留学している場所だ。 頻繁に、親しく連絡...
スマホの時計で、日本の時刻と、バンクーバーの時刻を表示している。 私の尊敬する友人が、留学している場所だ。 頻繁に、親しく連絡...
クレープが好きだ。 定番のクリームにフルーツを詰め込んだものも、 ハムや卵、レタスや胡瓜といった、食事系統のものも、等しく好き...
私はたぶん、本当に「死のう」と思ったことがない。 「もう死にたい」「いっそ死んでしまいたい」 思春期の頃、確かに思ったことはあ...
私はいま、衣食住が保障されている暮らしをしている。 その中で、心と体を整えると、欲求がまっすぐになる。 まず、食欲。性欲。睡眠...
ある夜のこと。 「ペパーミントティーを飲みながら、手帳を書きたい」 と思って、お茶を淹れた。 清らかな香りが、スッとから...
週末にかけて、寒くなるらしい。 「ああ、暖かい服が、もういちまい要るなあ」 と、ため息をついた。 重ね着が苦手なのである...
「あ、血」 指を切った。 ちいさな傷だったけれど、服や食べ物についたら困るので、 娘に絆創膏を巻いてもらうことにする。 ...
文章を書く。 それは、自分を調律すること。 私の大好きな、日本橋ヨヲコさんの漫画 『G戦場ヘヴンズドア』に、こんなセリフ...
歌集を読みたくなる夜がある。 うつくしい言葉にたゆたいながら、眠りたい夜。 小さな明かりを、ひとつだけ。 さらりと読み眺...
「日差しが、柔らかくなりましたね」 朝の挨拶のあとに、そう言われて、驚きと感動が降ってきた。 夏のちりちりと焼けつく日差しから...