自分が、決めていい

長女が「学校に行けない」と言い出した頃、私は始めたばかりの仕事を休むために、何度も職場に電話をかけました。

「すみません」と言いながら。

まだ何の役にも立てていないのに、申し訳なくて、不甲斐なくて。

子どもを優先しながら、長く働けるように育ててくれる方針の、とてもいい職場でした。

向こうはきっと、そこまで迷惑がっていないのだとわかっていましたが、それでも申し訳なさは拭えないままで。

自分で自分のプレッシャーに負けたまま、結局、退職させてもらいました。

そんな昔話をしたときに、カウンセラーさんからもらったアドバイスです。

「ランチに行くのももちろんですし、習い事をするといいかもしれません。

お客さんの立場で行けるところ、自分の都合で決められることがいいと思います。

すみませんと言わなくてもいい場所があると、楽になれるんじゃないかな」

もっと自分本位でいいんですよ

そう言われたときに、

「あ、自分軸だ」と思いました。

自分をありのまま受け入れる。自分の心の声を大事に。自分が選んでそうしている、という主体性。自分の気持ちに責任を持つこと。

――自身を大切にすることを、育児からも片づけからも、ブログを書くことからも本からも学んだけれど。

ずいぶん生きやすくなったなあと思っていたけれど、周りから見ると、まだまだ力が入っているみたいです。

家事を考えても、自分のペースで動けると、確かに楽です。

「お母さんは○時に洗濯をしたいから、△時までにみんなお風呂に入ってね」

そんな声かけひとつで、かなりやりやすくなっています。

「私は○○だから、お母さんに△△をお願いしたいんだけど」

「おれは○○を終わらせたいから、先に△△がしたい」

家族で伝え合い、擦り合わせていく中に、へりくだった申し訳なさはなく、対等な感じです。

こういう心持ちを、我が子だけでなく、義家族やご近所づきあいや、もっと社会に向けてもいいんだな。

あたり前の気づきなのかもしれないけれど。

またひとつ、世界が広がった気がします。

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