老後を想像してみる

旦那さんと、なかなか時間が合わない日が続いています。

先日、久しぶりに夕飯が一緒になりました。

子どもたちが先に食べ終えて、私と旦那さんと2人で、食卓に座っていて。

たまたま点いていたテレビを観ながら、

「歌うまいなー」「ねー、すごいねー」

そんな他愛ない会話を交わしました。

子どもたちが巣立ったら、こんなふうに過ごすのかな。

何だか穏やかな日常の空気が流れていて、自然にそう思いました。

私と旦那さんとは、趣味も違う、好みも違う、価値観も違う。

話もなかなかかみ合わないし、結婚と同時に子どもがいたので、2人の暮らしのイメージが湧かないままだったんですね。

――今はまだ、具体的にあれをしたい、これをしたいという老後が浮かぶわけではないけれど。

こうして何でもない話をしながら、日々を暮らせるパートナーであり続けることができたら、素敵だなと思います。

「縁側の似合う夫婦」なんて、いいかもしれないなあ。

ひなたぼっこしながら、それぞれに好きなことをしながら、ときどきどうでもいいような会話をして。

普通に隣にいられたら。お互いに、そう思えたらいい。

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