
【詩】悼む
あなたを送り出そうと決めました わたしがどうであれ あなたのゆく道のりは変わらない わたしはわたしのために あなた...
あなたを送り出そうと決めました わたしがどうであれ あなたのゆく道のりは変わらない わたしはわたしのために あなた...
積ん読を数える秋の真夜中に 星屑のような言葉たちを知る
もしも わたしが水だったなら さまざまに形を変えいつも どんなときもあなたとともにいて あなたの生きる糧となりなくてはならぬも...
大人だったころの話をしようか。 ひとは老いると子どもに近づくのだという。 背中がまあるくちいさくなったばあちゃんは 子ど...
夏の終わりの匂いがした 秋のはじまり でなく夏の終わりの匂いだった 季節はゆるやかに連なり終わりは次のはじまりのはずなのに ...
水鳥が、飛び立つ。 波紋が、広がる。 翼は、空の高みへ。 足跡は、水の彼方に。 遠くなる水鳥の背を、 見送っ...
見上げることさえ拒むような ぎらぎら揺らめく真夏の空に 柔らかなうろこ雲が ひとつ 熱帯魚みたいに浮かんでいました ...
アゲハ蝶がとまっている 羽にあわせてひらひらと ヒルガオが踊り出す 夏の歌が聴こえる
まっすぐに雨が落ちてきた。 ふ、と風が止む。 水たまりの上で雨粒が跳ねた。 星のように光を弾いて。
さざなみが夏の太陽を受けとめて きらきらと反射しておりました 夏の星たちがうっかりと 昼間に 落っこちたのかとおどろきま...