「解放ワーク」をやってみる

たまたま家にひとりきりだったある日、久しぶりにボイストレーニングをしてみたら、無意識に喉を絞めていることに気がつきました。

喉の奥がうまく開いておらず、声を抑えてしまっています。

そういえば、年明けあたりから、自分の言いたいことを我慢しなければならない状況が多かったなあ。

それほど周りに遠慮して暮らしていたのかと衝撃を受けて、ちょうど読んだばかりの、舛岡はなゑさんの「解放ワーク」に挑戦しました。

そうしたら、ものすごくよかったです!

自宅では叫ぶことができないので、まずは自由時間を確保して、いざひとりドライブに出発。

音楽を流しながら、笑顔で「クソババー! コノヤロー!」と、思いきり叫んでみました。

イライラ、ムカムカを叫んでいるうちに、その人のすべてではなくて、特定の行為が嫌なのだと、体が理解し始めます。

最後は、「どこか遠くで幸せに生きてくれ」の叫びになりました(笑)。

殺したいほど憎んでいるわけじゃなくて、よかった。

どろどろしたものが渦巻いていると、いつか本気で憎んでしまうだろうな、と気がかりだったんです。

誰かを憎んだり恨んだりしながら生きるのって、しんどいので。

それに、叫んだのは、せいぜい5分ぐらい。

小出しに愚痴ると長引くけれど、叫んで出し切ってしまえば、どろどろが早く終わるのだということもわかりました。

最後に「自分大好き、自分最高、自分ゆるしまくり」で締めくくったら、涙がぼろぼろあふれてきて。

私は自由なんだ。自由でいていいんだ。

震えるような感動が湧き上がり、まさに魂が喜んでいるのがわかりました。

そのまま喉を開いて歌いながら、海辺の駐車場まで車を走らせます。

子どもみたいに、ぴょんと防波堤に飛び乗って、海を見ながら歩きました。

ブロックの下で、ごうんごうんと波の音が響いています。

車に戻り、カリンバをぽろんぽろん弾いてみたら、音が広がって溶けていくようで、楽器も喜んでいるよう。

開放的な気分をさらに味わいたくて、今度は雑貨屋さんに向かいます。

必要に迫られる買い物を抱えずに、ただ店内をゆっくり回り、可愛いものや綺麗なものを愛でる。

それだけで、心がどんどん満たされていきます。

華やかなコスメやアロマコーナーは、見ているだけで、自分が女性であることを思い出せて、心が浮き立ちますね。

自分用に、ぬいぐるみとホットアイマスクを買って、ラッピングしてもらいました。

生活必需品ではないけれど、心癒やされるものを、自分に贈る。

なんて贅沢!

晴れ晴れと軽やかに、鼻歌を歌いながら、帰りのドライブも満喫しました。

家路に向かう先の空には彩雲が見えて、「幸せ」以外の何物でもない1日。

解放ワーク、最高でした!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする