次男が、ついに卒園式を迎えました。
長女の入園から途切れることなく、10年間お世話になった保育園とも、今日でお別れです。
少ししんみりと支度をしつつも、ようやくひとつ終わるのだと、ほっとした気持ちのほうが大きかった私。
修了記念品授与のおじぎと回れ右を、家でもやって見せてくれた息子は、
「ああ、きんちょうする! 失敗したらどうしよう」
しきりに心配していましたが、本番では立派な姿を披露してくれました。
最後のクラス会では、担任の先生の涙に私がもらい泣き。
自覚していたよりも、ずっと感慨深くて。
「ああ、本当に最後なんだな」と実感しました。
自分の卒業をふり返っても、泣くほど感動したことはなかったけれど、我が子はやっぱり別物ですね。
むしろ、子どもたちにとっては通過点のひとつに過ぎなくて、親が段階を踏んで子離れしていくために、必要な式典なのかもしれません。
次男もきゅっと口を結んで、泣きべそ顔。
ただ、卒園の感動や別れの寂しさとはちょっと違うような、この雰囲気の中にいるのがいたたまれなくて困っているような表情で。
次男は彼なりの何かを感じながら、この瞬間を過ごしているのだなあ…と思いました。
帰り道は、手を繋いで歩こうと考えていたのだけれど。
涙をこらえてたくさん頑張った息子のご希望で、ぎゅうっと抱っこして帰ることにしました。
次男、卒園おめでとう。
今までありがとう。これからも、どうぞよろしくね。