昨晩はお天気もよく、お月見日和の十五夜とのことで、さっそく外へ。
あれ、意外と雲が出てる(笑)。
けれど、向こう側からでもわかるほど神々しく、強い光を放っています。
ゆっくりと姿を現した満月は、まさに白銀の輝き。
ひときわ明るい夜です。
月は、雲に出たり入ったりをくり返していました。
後からふらりと出てきた長女が、「おお、綺麗だねえ。雲がいい感じ」と、空を見上げます。
「雲が立体的だよねー」
「薄い雲が前を通ってくのが、綺麗だよね。かぐや姫って感じで」
そんな会話ののち、まだ宿題の途中だった娘は、「きりがないから戻るわ」と先に家に入りました。
私はひとり、そのまま月を眺めていました。
不思議な引力があるなあ。
セーラームーンの月って、こんなふうだったよね。
このまま私が、どこか別の世界に引き込まれたら、どうなるかな。
それこそ、かぐや姫みたいだ。
月の向こう側には…
もう思い出せないぐらい久しぶりに、空想の世界に浸る感覚を味わって。
子どもの頃、どうして大人はあんなに現実的なのかと不思議だったけれど、いつの間にか自分もそうなっていたことは、少なからず衝撃でした。
だけど、また必ず、遊びに行くから。
向こう側の世界が、どうか昔のままの楽しさで、待っていてくれますように。