“親のエゴ”と“親の直感”って、紙一重だよなあ…と考えていました。
子どもを育てる上で、子どもが過ごす環境や触れるものは、どうしたって親のフィルターを通ります。
その時点で、親が子に影響を与えるのは避けられません。
「これかな?」「こうだ!」と親が判断した結果が、吉と出れば「親の直感を信じてよかった」となりますし。
凶と出れば、「親のエゴを押しつけてしまった」となります。
子どもの意思を無視しているわけではない、とはいえ。
日々の小さな判断から、大きな決断まで、私の選んだ方向でよかったのかな? と迷うことは、たびたびあります。
でも、押しつけたくないばかりに、まったく影響を排除しようとするのは、子育ての責任放棄と同じだとも思いました。
いっさい影響を与えない人間関係はありえないし、それはもう親子ではないから。
だからせめて、
“自分が親として存在しているだけで、子どもに影響を及ぼしている”
これを自覚的に、意識的に、子どもと向き合いたいのです。