「やっぱり」の使い方

Stand.fmでの自分のしゃべりを聞き返すと、気になる口ぐせが3つありました。

  • 「えっと」
  • 「なんだろう」
  • 「やっぱり」

これ、頻繁に口にしています。

個人的には、言葉に詰まっている「えっと」は、まだ許せるんです。

おしゃべり練習中なので、頑張れ私! ということで(笑)。

「なんだろう」は、「なんて言ったらいいんだろう」の意で、「えっと」と同義語のようなものなのだけれど。

要するに、適切な言葉が出てこなくて、探っている間を沈黙にしないため。

相手に対して「私は今、何も言えてないだけで、ちゃんと考えてますよ!」と、アピールするための口ぐせですね。

これは、もっと素敵な言葉で言い換えができたらいいなと思うので、考えてみることにします。

いちばん気になったのが「やっぱり」です。

私の「やっぱり」というのは、文脈に必要なものを除くと、自分の中で言葉がまとまって、

“そうそう、これ! やっぱりこの表現が合ってる!”

の「やっぱり」なのですが。

聞き手からしたら、何が「やっぱり」なのか、まったくわかりません。

しかも「やっぱり」って、あまりポジティブな使い方が思い浮かばないんです。

「あなたがしてくれたの? やっぱり! いつもありがとう!」

…プラスなシチュエーションは、このぐらいかなあ。

たいていは、ミスをして「やっぱりね」と言われたり、悪い噂が立って「やっぱりああいう人だったのよね」と、知ったふうに語られたり。

逆に間違いを指摘したときに「ああ、やっぱり。そうじゃないかと思ってました」と返されたり。

“わかってるなら言ってよ!”

“思ってるなら口に出してよ!”

“わかってるなら何とかしようよ!”

という気持ちになる、ネガティブな使われ方のほうが、多いように感じます。

例えば、さして仲良しでもないママさんの集まりだとか、

「あまり親しくないけれど、穏便にまとまらなければならない、同感が必要になるコミュニティ」

には、有効なあいづちかもしれないけれど…。

自分の人生の口ぐせにはしたくないな、と思った次第なのでした。

で、ひとり語りでこれだけ多用しているということは、相手がいる日常会話でも、絶対に言っているに違いないんです。

特に子どもたちに向けて、

「あーあ、やっぱりね」

のような、ネガティブな口調で発していないか。

ここ、しっかり気をつけたいです。

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