新人類の子どもたち

うちの長男長女は、不登校ぎみです。

祖父母以上の年代の人、特に旦那方の親族からは、

「弱いのがだめなんだ。根性がない」

「気が優しすぎるのがいけない、もっと悪ガキにならないと」

「親が甘やかすからだ。厳しく叱りなさい」

――とにかく、いろいろ言われます(笑)。

時代的・年代的な特徴の考え方だよなあ、今は全然違うんだけれどなあ…と。

子どもに直接言われるのは別として、私に向けられるたいていのことは、笑って聞き流しています。

でも、やっぱり腹は立つし、傷つきます。

“そんな考え方だから、高度成長期があって今が豊かになったけれど。そもそも、だからこそ戦争が起こっていたんじゃないの?”

“優しすぎる人が生きにくい世の中だから、今より争いが多かったんじゃないの?”

そんなふうに、思ってしまうのです。

現代っ子は打たれ弱くなった、とは確かによく耳にする言葉ですが。

今の時代の日本に適した形態で生まれてきて、大人よりも柔軟に、さらに最適に進化しながら生きているはずなんです。

必ずしも周りを押しのけて進まなくたって、おとなしくたって、別にいい。

そんな子どもたちも、また違う特性を持つ子どもたちも、それぞれに自身の課題と向き合いながら、生きている。

しかも、私たち大人よりも、時代の最先端にいるのだから。

旧人類が、理解できないものに脅かされることを恐れて、新人類を否定するような子育ては、したくない。

「昔はこうじゃなかった」と、子どもの人生に土足で踏み込むことなく、適切に見守れる大人でありたいです。

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