私という速さで

最近、オセロブームな次男。

Nintendo Switchでも、ひたすら鍛錬を積んでいます。

【私という速さで】

対人戦ではなく、コンピュータを相手にしているのだけれど、

見ていると、プレッシャーがすごいんです…!

#個人的感覚です

次男が置くと、間髪入れずコンピュータが置くのと、

しかもひとつずつではなく、一気にバラッとひっくり返るのが、スピードが速すぎて…!!

人間と違って、まったく悩まないから、

攻めても攻めても、淡々と返り討ちされている気分になる。

#勝っていても勝っている気がしないw

一瞬で順番が返ってくるので、だんだんスピードにのまれて、冷静に次の手を考えられなくなる。

#見てるだけなのに

旦那さんと喧嘩になったときの、理論がぽんぽん飛んできて、

私は言葉を見つけられなくなる、頭が真っ白な感覚に似ています。

先日の「会話のスピードについていけない感じ」や、ジェットコースターの苦手感にも、近いかも。

私は“速さ”に、弱いところがあるんです。

“速さ”については、子育てでいちばん向き合ったポイントでもありました。

#今もだけど

長女が、学校に行きづらくなったときに、脳の発達検査を受けたんですね。

得意分野と苦手分野が、見事にでこぼこでした。

その中で、特に「処理速度」が弱かったんです。

パソコンで例えると、たくさんの情報を入力することはできるのだけれど、

それを処理して出す速度が追いつかなくて、フリーズしてしまうような感じなのだ、と聞きました。

カウンセラーさんに、

「処理速度が、平均の半分の数値で、今まで学校生活に問題がなかったということは、

人の倍速で、毎日頑張って生きていた、ということなんです」

と言われて、そりゃしんどくなるよなあ…と、心底納得しました。

長女がこれから、社会を生き抜く上で、

①自分を出せるようになること、伝えられること

②得意分野にじっくり取り組む時間を持つこと

③制限時間内に気持ちを切り替えること

④できる範囲で苦手分野を訓練して、自分が楽になるようにすること

を方針として、サポートがスタートしたのが、6年ほど前かな?

「子ども自身の速さ」と、「周りの世界の速さ」の間に立って、

私自身も、同じ課題に向き合ってきたんだな、と思います。

おかげで、昔より生きやすくなりました。

私も子どもも、それぞれが「自分」という速さで、

仲良く生きていけたら、楽しいな。

そんなことを考えながら、次男のオセロを応援すべく、

ときには目を凝らし、頑張ってゲーム画面を見つめる母でした。

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