小学生の頃は、「なかよし」「りぼん」や「少女コミック」を読んでいました。
中学生のときは、CLAMPにはまっていました。
高校生のときに「先生!」を読んでから、河原和音さんも好きになりました。
単行本を買いそろえて読むことは、ここ数年していませんでしたが、たまに立ち読みしたり、図書館に置いてあるものを読んだりしています。
昔のように、恋愛だけに一生懸命になることはないのだけれど。
まっすぐな若さって素敵だなあ、と思えるような少女漫画は、映画やドラマを見るような感覚で、楽しめますね。
まっすぐな恋愛
私は、実は子どもを生むぐらいまでは、自分は少女漫画のヒロインになれるって、心のどこかで信じたがっていました。
頑張れば、あきらめなければ、理想の恋愛ができて、その先に理想の結婚がある…そんなイメージを、漠然と持っていました。
でも、思い返してみると、私が人を好きになるのは、一生懸命なんだけれど、どこかずれていたような気がします。
「まっすぐに好き」には違いないのですが、その方向がめちゃくちゃで。
自分の世界で、自分の目だけに映る相手に向かっていて、決して相手の世界と交わったり、受け入れたりはしていませんでした。
片思いでも、両思いでも、その独りよがりは変わらなかった。
だから、現実にはうまくいかなかったんだなあと、今ならよくわかります。
昔は、ヒロインだけに感情移入して読んでいた、少女漫画。
今は、私が持ち得なかった、本当の「まっすぐさ」--きちんと相手に向き合う恋愛を、追体験して楽しんでいます。
その相手が、現実、旦那さんや子どもたちになっても、「向き合う力」の根っこは、きっと同じです。
今度こそ、私が本当にほしかった「まっすぐさ」で、向き合っていきたいものです。