私も、好きなことだけして生きていきたかった。
本当に、それができるなら。
以前は、無理だと思っていました。ものすごく努力したらできるかもしれないけれど、私にはできないんだろうな、と。
でも、もしかしたらできるのかもしれない。
できるのなら、そうして生きたい。
学校に行けなかった娘と向き合った期間、自分自身とも向き合うことができたから、そう思えるようになりました。
私には価値がある
初めてこの本を読んだ頃は、とてもそんなふうには思えなかったので。
声に出して言ってみました。
最初は、怖くて声が震えました。
2度目は、泣きたくなりました。
3度目は、目の前が明るくなりました。
「ああ、私には価値があるんだ」「がんばらなくても大丈夫なんだ」
だからきっと、好きなことだけして、生きていける。
根拠はなかったけれど、そう感じました。
そういえば、自分に価値があるって、何となく理屈ではわかったつもりでいたり、信じようとしていたり。
でも現実はなかなかうまくいかなかったり、結果的に信じてあげられていなかったような気がします。
口に出して断言してあげるだけで、こんなに心持ちが変わるとは。
言葉の力って、すごいですね。