コイケさんの本の中でも、やや上級編かな?
ドS本のあと、「この世のカラクリ」「お金を笑わせろ」と読んで、通算5冊目になりますが。
コイケさんと宇宙さんの基礎を知った上で読むと、さらに理解を深められる内容でした。
やはり私には、身についているようで忘れがちな部分や、応用できない部分があって、それをカバーしてくれる。
ドS本が教科書なら、こちらは参考書や資料集のような感じです。
印象に残った部分を、覚え書きしておきます。
「すべてのものごとに意味はない」
「すべてのものごとに意味はない」ということは、すべてのものごとに人は好きなように意味をつけ、より自由に幸せにも、反対に、より不自由で不幸せにも生きられるということです。
どこかで聞いたような…? と記憶を探ると、これですね!
イライラする旦那さんの言動も、そのものに意味はなくて、受け取る側が悪い意味や理由をつけて、心乱れる…という例がありました。
他人は変えられないし、すぐにどうにかできない環境もあるけれど、そこで起きるすべてを、どう捉えるかは自分次第。
それなら、心はいつも自由に軽やかに、穏やかでありたいです。
「否定しない」「批判しない」
人間関係をうまくいかせたいと願うなら、心底、覚悟して、一切の否定や批判をたった今、このページを読んだ瞬間から「やめる」と決めることです。
「否定しない」は、いろんな本で目にしました。
わたなべぽんさんも、「否定から入るのをやめてみた」、やっていましたね。
私も「いいね!」と言うように心がけてみたり、知ろうとする努力をしたりと、模索中。
誰のことも否定しない、まあるい柔らかさを持っていたいと思うけれど、やっぱり「ありえない!」と憤りたくなることもあります。
そんなとき、コイケさんは、
“日々起きるできごとで自分には理解できないことや、自分のものさしでは良いと思えないことにも、「そういうこともあるかもね」と居場所をつくる”
ようにしているとのこと。それは、
“何が起きていても、自分としては納得いかないな、と思うことであっても、人生全体に「YES」と言い続けるための“アジャスター”のようなもの”
なのだそうです。
最近モヤモヤすることの多い私にも、使えそう!
心の中に「モヤモヤちゃんのお部屋」を、ひとつ作っておこうかな。
「見守ること」
過保護や過干渉は、エネルギー的には「あなたには自分の力で這い上がる能力がない」というメッセージを送り続けることになるからです。
これはもう、本当に…親子関係で何より気をつけなければと、痛感しているところ。
私の両親は、ふり返れば過干渉ぎみだったと思うので、なおさらです。
でも、本当に本当に、難しいことなんです。
“「子どもには、子ども自身で自分を幸せにする力がある」魂から魂への信頼とリスペクト。見守ることこそが究極の愛”
コイケさんの言葉を、タトゥーにして刻みたいぐらいです(笑)。
「すべてを楽しむ」
結局は「目の前のすべてを楽しみ尽くす」と決めたもの勝ちなのです。好きな仕事だから楽しむ、のではなく、目の前のものはすべて楽しむと決めて、面倒なことも、「楽しい」と決めるのです。
“あなたが面倒なことだって、魂は楽しんでいる”
“仕事だけではありません。家事も、日ごろのつきあいも、すべてを楽しみ尽くすのです”
この「目の前のすべてを楽しむ」姿勢は、「今、ここに意識を向ける」マインドフルネスと似ています。
先日読んだ本にも「今日という日を今日のためだけに生きる」と書かれていたし。
「聴く」を学んだときも、「今にフォーカスする」という一節がありました。
今、この瞬間を、楽しみ尽くす
これが、ご機嫌に生きるコツなんですね。
――これだけたくさんのエッセンスを浴びると、「よりよく変わらなきゃ」「変わりたい」という気持ちになるけれど。
“変わってもいいし、変わらなくてもいい。どちらでも幸せでいられるなら、それでいいのです。”
目的は「幸せに生きること」であり、変わることは手段のひとつなのだと、見失わないように。
しなやかにありたいと、思います。