夫婦のかたち

先日、目から鱗が落ちる体験をしました。

私にとっては意外だっただけで、他の人にとってはあたり前のことなのかもしれませんが…。

旦那さんと私

「結婚は、まったく違う環境で育った他人同士が、一緒に暮らすこと」という通り。

私と旦那さんは、確かに、生育環境が違うところは多いなあ、と思います。

それだけでなく、衣食住のさまざまな面でも、お出かけや遊びにしても、趣味も違えば好みも違う私たち。

考え方も、捉え方も、ことごとく違うので、言葉尻に囚われると、まったく噛み合いません。

そして、どうやら私はHSPで、旦那さんは非HSPらしいということも、最近わかってきました。

共通点は、お互いに、長男・長女であることぐらいかな(笑)。

前提の違い

そんな私たち、先日、意見が割れた出来事がありました。

私は、反対されたこと・叱られたこと=言ってはいけないこと、という認識です。

それ以上口に出したら、家族の雰囲気が悪くなってしまったり、場の収まりがつかなくなってしまうから。

そうして、消化しきれないモヤモヤが残るのが、いつものパターン。

でも、旦那さんにとっては、反対されても、意見が合わなくても、別に言ってもいいらしいんです。

納得して歩み寄るか、受け入れず突っぱねるかは、関係なくて。

険悪な空気が漂っても、それで発言を変えることは、まったくありません。

だから、私が空気を察して口をつぐむ部分へ、遠慮なく切り込んできて、論破していくんですね。

で、訊いたら、私にも「言えばいいじゃん」って言うんです。

え、言ってもいいの!?

私、目から鱗ですよ。

反対されても、叱られても、言っていいんだ。

――会話のコミュニケーションの前提まで違うんだったら、そりゃ噛み合わないはずだ。

ある意味、納得できすぎて、苦笑いです。

取扱説明書を作ろう

支援機関の方が、そんな私の話を聞いて、言いました。

旦那さんは、物事に動じずに、どっしり構えてくれる反面、細やかな配慮が苦手で、共感性が高くない。

合理的・論理的なコミュニケーションを取る、より男性的な気質。

対して私は、強い勢いや対立が苦手で、自分のペースを乱されやすい。

感情的・共感的にコミュニケーションしたい、より女性的な気質。

お互いにその傾向が強いので、すれ違いやすいタイプの夫婦ではありますね、と。

それでも、これからも共に過ごす相手ですし、スムーズなコミュニケーションが取れるようになりたいです。

「いろんなエピソードを重ねていって傾向が分かれば、すれ違いやすいポイントや、モヤモヤを消化する対策も、考えていけますよ」

というアドバイスもいただいたので。

夫婦の取扱説明書を作るような気持ちで、旦那さんとの関係を作っていきたいと思います。

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