西野亮廣さん、2冊目です。
共著も合わせたら、3冊目になります。
やっぱり、おもしろい。
でも、ご本人が「ビジネス書に書く内容は、西野亮廣エンタメ研究所の1~2年前」とおっしゃる通り、スピード感や新鮮さは、オンラインサロンが圧倒的ですね。
毎日、消化しきれないほどのおもしろい情報を浴びています(笑)。
そんな大きい質量のものを、テーマに沿って抽出し、よりわかりやすく噛み砕いてくれているのが、私にとっての西野亮廣ビジネス書の価値です。
今回、「なるほど」と思ったのは、
動物であろうと、植物であろうと、いつの世でも種として優秀なのは“年下”で、これは抗いようのない自然界のルールだ。
若者世代への批判は、そのほとんどが“進化の乗り遅れ”に他ならない。
だから僕は年下を肯定するところから考えはじめるようにしている。
という西野亮廣さんが見えてきた、「やりたいことが見つからない」年下の背中。
そこには、「職業に寿命がある」体験をしたかどうかの世代差があり、
やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。
…ただひたすら、納得しました。
その上で、
堀江貴文さんの著書からアイデアをもらって、インスタグラムでの拡散装置として作られたという見出し、確かに撮影しやすくて絵になりますね。
種として優秀な年下に若返る能力は、人間にはないので、どう「成長」していくのか。
「老人力」=「愛される欠陥」「許され力」
これに、いちばん惹かれました。
歳の重ね方を意識するようになった時期だけに、ことさら響きます。
「新世界」から「革命のファンファーレ」と、遡って読んでいるので、最新の情勢に対しての知識を得るビジネス書ではないけれど。
この凝縮された西野亮廣エッセンス、やっぱり深くておもしろいです!