一日一発見・22

2021年5月10日(月)

春先に、桜かなあと眺めながら歩いていた、ご近所の庭木が実をつけた。

実はこれ、アーモンドの木らしい!

すごい! 初めて見た。

アーモンドって、落花生みたいに育つのかと、勝手に思い込んでいた。

ころんとした実が可愛らしいな。

2021年5月11日(火)

リビングのタンス兼本棚をどかして掃除した。

普段からこまめにモップやはたきをかけていたかいあって、さほど汚れはたまっておらず、嬉しい。

ただ、本をどかした天板の上が、タンスを動かしたその空間が、予想以上に広々としていたことに驚いた。

いらないものはもたないようにしていたし、本だって服だって入れ替えながら暮らしているから、日本人の平均よりは物が少ないはず。

それでも、いざ物が置いてあった場所を空けてみると、私はたくさん持っているのだな、と思う。

2021年5月12日(水)

車を走らせていたら、強い風にあおられて、道端で葉っぱがくるくると舞い上がった。

茶色がかった黄緑というのか、黄緑がかった茶色というのか…。

「万全に天寿を全うした!」と言わんばかりに散る、秋の葉っぱとは違って、まだ名残惜しそうな色をしている。

くるくると進んでいく。踊りみたいだ。

2021年5月13日(木)

川の浅瀬で、とんびが羽を休めていた。

ちょこんと座り込む、ずんぐりした茶色くて丸みのある体が、最初は鴨に見えた。

大きく翼を広げて旋回しているイメージしかなかったから、新鮮だった。

2021年5月14日(金)

川沿いに、鳩が1羽いた。

近づいても飛び立つ様子もなく、川面を眺めてはテトテト歩いている。

両足に数字だか英語だかが書いてあるバンドがついていた。

不思議だなあ、飼われている鳩なのかなあと思いながら、その場を離れた。

あとあと調べてみたら、足にバンドのついている鳩は、伝書鳩やレース鳩らしい!

知っていたら、迷い鳩かどうか気にかけたし、連絡も入れられたのに…。

どうか無事に帰っていますように。

2021年5月15日(土)

無性にシンプルな煮物が食べたくなって、厚揚げを煮た。

しいたけも煮た。

茶色のおかずは「見た目は地味だけれど、ごはんが進む」の法則。

できたて熱々もおいしいし、冷めて味がしみたのもおいしい。

2021年5月16日(日)

B’zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」を聴いた。

これは記憶の限り、私が初めて「流行っている歌」として認識した曲。

父の車のラジオから流れてきて、耳を奪われた。

頭の中にぶわあっと、ライブハウスの光り輝くステージで歌い踊る理想の自分が浮かんだ曲。

歌手になりたかったわけでも、B’zのファンだったわけでもないのに、ライブハウスなんて存在を知りもしなかったのに、不思議な体験だった。

初めてCDをレンタルして、カセットテープに録音して聴いた曲でもある。

懐かしいなあ。

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