ドS本も長いタイトルだったけれど、それを超えました(笑)。
宇宙さんからのメッセージやエピソードを、お金に関することに絞り込み、より詳しくまとめた1冊です。
まずは、宇宙さんからの一喝。
“お金さん”と自分の“人生さん”とがあくまでも対等であることだ!
お金に振り回されている人には、ずうんと刺さりますね。
もう少し詳しく、コイケさんが解説してくれるのは、
目的はお金ではなく、お金を使うところまで。
最後は必ずハッピーエンドで終わるところまで。
(中略)
お金を得て使う、そして笑顔が生まれる。そこまでが、宇宙へのオーダーの起承転結、ワンセットです。
つまり、「オーダーはいつも、お金を得ることによって何がしたいのか、に向けられている必要があるのです」ということでした。
また、金運を上げるには「お金はとっても便利!」「お金はとってもありがたい!」「お金って最高に素敵!」という感覚が大切で。
お金への愛は能動的なもの。自分から声をかけ、自分から愛する。
(中略)
お金に対してポジティブな感情を持つことが、お金を愛する第一歩です。
ドS本で出てきた「チャリンチャリン」の口ぐせも、
努力はいつか報われる、と言いますが、それは苦しみながら、お金を恨みながら、努力した人ではありません。
どんな過酷なことも、その先にある豊かさや楽しさをイメージして、にこにこしながら、軽やかな気持ちで宇宙銀行に貯金し続けた人だけです。
なるほど、こんなふうに使うのか! と、より理解が深まります。
読んでいて思ったのですが…何だか、恋愛や夫婦関係や子育ての本みたい。
たとえば、
- お金が入ってくる生活をしたいなら、お金を使うことで楽しかった思い出をつくり、それを何度も味わうこと。お金さんに素敵な思い出を与えて、共有することです。
- お金さんは、信頼されることで力を発揮してくれる存在です。
- お金が楽しくてしかたがなくなる場所をつくれ! 送り出すときも笑顔で送り出せ!
- 「心配」というのは宇宙空間では呪いのようなもの。
- 地球上のすべてのことは、よくも悪くも必ず積み上がります。
こういう項目、お金を「恋人」「夫または妻」「子ども」に置き換えても、まったく違和感がありません。
「お金を愛する」のと「人を愛する」のに違いはなく、宇宙の真理は同じなんですね。
逆に、それだけお金を対等に大切にできるかどうかが問われている気さえしてきます。
信じきる
本文中に「結婚して、自由に、幸せに、お金に困らない生活を送りたい」とオーダーした女性のエピソードがあったのですが。
あっ、そんなオーダーもありなんだ…と思った自分に、びっくりしました。
宇宙の愛と力は、ちゃんと理解したつもりだったのに。
借金返済からの大逆転で家族にも社会にも愛をめぐらせるコイケさんや、仕事に恋愛にとキラキラしていくヒロミちゃんの物語を読んでいて、
「前向きに生きるために、よりよい変化のために、行動的なオーダーをしなくてはいけない」
と、何となく思い込んでいたようなのです。
今ある「家族との時間と、自分の時間とを満喫できる暮らし」を大切にするために、お金に困らないことをオーダーするのは、消極的で後ろ向きだと、無意識に感じていた。
社会に出るより家庭を守る方向に舵を切る私を、自身でどこかで否定していた、信頼しきれていなかったと気づけたことが、この本いちばんの収穫でした。
以下、今までは何となくの形でしかわかっていなくて、これからさらに深めたい項目を、覚書。
お金の使い方の軸はいつもそこに「喜び」が生まれるかどうか。
貯める目的を、
「不安解消」(病気になったら困るから、老後の資金がないと生きていけないから、など)ではなく、
「行動」(講座に通いたいから、キャッシュで家を買いたいから、など)に変える
多くの人は、問題があるから悩む、心配する、不安になるのだと思っていますが、これ、本当は逆。
心配していて、不安があって、悩んでいるから、それが具現化して問題が起きているのです。
これこそが、宇宙へのオーダーと実現のプロセスでもあります。
宇宙はすべて発信が先です。
何だか、元気が湧いてきました。
ありがとう、宇宙さん、コイケさん!