いい親よりも大切なこと(小竹めぐみ・小笠原舞)

「子育ての断捨離本」と言える1冊かもしれません。

「子どものために、いい親でありたい」という思いから、肩に力を入れすぎてしまい、悩んだり苦しんだりする。

その結果、隣に子どもがいる生活を楽しめなくなってしまう。

そんな一生懸命なママさんたちに贈る、「頑張らなくても大丈夫」な育児本です。

子育てが楽になる、しないこと。

遊びを子どもが楽しむために、しないこと。

コミュニケーションのしないコツ、しつけのしないテク。

子どものために、あれもこれもしなくちゃ…という、足し算行動が多い育児に対して、試してみたくなる「しない」が満載!

今からでも遅くはない内容だとは思うのですが…

できるなら、我が子が0・1・2歳児ぐらいの、必死だった頃にやってみたかったな。

小学校入学前までの乳幼児期のお子さんには、特におすすめしたいです。

子どもは、愛情を貯金できない

3人の我が子を育ててみて、かなり力が抜けてきた私が、今「さっそくやろう!」と思ったのが、これです。

どんな方法でもいいのですが、これだけは子どものために歩み寄ってほしいことがあります。

それは、“一日1回は愛情を伝える時間をつくる”ということ。

なぜなら、子どもは愛情を貯金しておけないからです。

愛情を貯める子どもの心の器の大きさは、大人よりもうんと小さい。そのため、次の日の分まで貯金ができないのです。

一日たった5分でもいい。その時間は、子どもに愛を伝えるためだけの時間にしましょう。

大事なことは「○○しながら」ではなく、その5分間は子どもに集中すること。

母の毎日は、確かに忙しいです。

終わりなく続く明日のことを考えたら、あれもこれもしておかなくちゃ、がたくさんありますし。

我が家は、なまじ手が離れてきただけに、子どもたちの成長に甘えて、つい「待って~!」「ごめん、後で!」が増えやすい時期でもあります。

だけど本当は、呼ばれるたびに、ちゃんと向き合えるお母さんでいたいんです。

子どもたちの成長に甘えてばかりだと、自己嫌悪せずに過ごしたい。

24時間を子ども優先に動くのはつらいけれど、5分ならできます。

3人合わせても、たった15分。

この先どんなに忙しい暮らしになったとしても、15分間を捻出できないことなんて、あり得ないと思うんです。

自分がつらくなるほどの、常に子ども優先の子育ては「しない」。

でも、15分間は、しっかりと子どもだけを見る。

今日から、始めることにします!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする