幼稚園や学校で話せない子どものための場面緘黙支援入門(園山繁樹)

長男は、軽度の場面緘黙症です。

家では普通に話すのですが、慣れない場所や相手には話せないと気づいたのは、6年前。

「場面緘黙症」という言葉を知ったのは、3年ほど前のことです。

それだけ長い期間があったにも関わらず、私の中で2つが結びついたのは、ほんの数ヶ月前でした。

本書でも言われているように、場面緘黙の症状と状態像は多様で、本当に「ちょっとしたこと」で変わるので、周りからはわかりづらい部分も大きいです。

――とはいえ、本人がどれだけ苦しかっただろうと想像すると、心がぎゅうっと引き絞られます。

もっと早く、結びつけて気づけていたら。

場面緘黙を具体的に知り、学校と連携して行動できていたら。

発達障害を抱えていても、少しでも苦しさを軽くできたのではないか、と思いました。

長男の声の出せなさが、なまじ自分の小さい頃と似ていたから、成長とともに努力で何とかなっていく程度だと考えていたけれど。

そう捉えるなら、私自身も場面緘黙症だったということです。

幼少期に思い当たる記憶も、いくつかあります。

つらかった気持ちも覚えています。

支援のない子ども時代、よく頑張ったね、と自分に言ってあげたいくらい。

長男の苦しさは、発達の凸凹が激しいのがいちばん大きな理由だと考えられるのですが。

場面緘黙を中心に見ると、「感情表出の抑制」「行動の抑制」「その他の困難」「不登校」という随伴症状も、ことごとく持っています。

学校や医療機関、適応指導教室や放課後等デイサービスと、あらゆるサポート体制を整えてはきたものの。

家庭も含めて、やっぱりまだ、長男にとっては足りない部分があるということですよね。

気づけた今から、各所との連携も深めて、「スモール・スモール・スモール・ステップ」を実践していきたいと思います。

スモール・スモール・スモール・ステップを作るにあたっての、

  • ちょっと頑張ったらできたという成功体験にする
  • 子ども自身が「やってみる」と言える
  • 安心刺激と不安刺激をうまく調整する
  • 外見(話す)だけでなく内面(不安や緊張)を見る

を、全体で取り組める環境を、作っていきます。

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