「政治」って、わかりにくいイメージがあって、苦手でした。
政治経済の単元は、いつもテストの点数が悪かったっけ。
知るべきこと、必要なことだとは思いながら、向き合えなかった政治の世界。
こういう子ども向けの本が、私には合っていそうです。
すごくわかりやすい!
今の政治の仕組みを学ぶ前に、「そもそも政治とは何か?」という、根本から考えることができます。
世の中のルールや、選挙の意味。
政治家の働きや、政治に必要なお金の話。
知識としての言葉だけではなく、実際に自分たちが政治をどう知り、関わっていくか。
そんなエッセンスがぎゅっと詰め込まれた、入門書のような1冊です。
この本を読んで初めて、昔習った「小選挙区比例代表並立制」というものを、理解することができました(笑)。
政治家を、よくわからない人種のように感じていた私でも、身近なひとりの人間として捉えられるようになります。
ひいては、政治を「誰かがしてくれるもの」ではなく、「自分たちがしていくもの」だという意識になる。
帯には、
この本を読んだら、すぐに投票に行きたくなります。
と書かれていましたが、本当にその通り。
「よし、政治家になろう!」とはいかないまでも、政治に無関心ではいたくないな、と思えました。
子どもたちにも、ぜひ読んでほしいです。