30分しか自由時間がなかったときに、私が最近したことです。
ある日は、自分のためだけに、ランチを食べに行きました。
またある日は、届けものがてら、友達とおしゃべりしに行きました。
先日は、用事をすませたらあと10分しか残っていませんでしたが、本屋さんで目についた本を買って出ました。
――本当は、食後のお茶まで味わいながら、本でも開きたいし。
友達とだって、おいしいものを囲んで、1日おしゃべりしたい。
本屋さんも、ゆっくりと見て回りながら選びたい。
今までは「だから、時間のあるときにしよう」でした。
そうやって、どんどん時間が作れなくなって、好きなことができなくなって、ストレスはたまるのに、できない言い訳だけがうまくなる。
「時間がない」は、物事をやりたくないときに使う言葉だったはずなのに、好きなことができないときにも使うようになってしまったのか…。
理由は、おそらく「余裕をなくしたくないから」です。
好きなことでも、みっちりと詰めてしまうと、体力的には疲れるので。
自分の時間=好きなことをする時間+休憩する時間
でないと、1日の終わりには余裕がなくなって、子どもたちにもイライラしがちでした。
でも、あえて「だからこそ、今しよう」にしてみたんです。
すると、思っていたより疲れない。
ゆっくりとした休息が、必ずしもなくても大丈夫だとわかりました。
同じ時間を密に使うのでも、家の用事や仕事のためと、自分のためとでは、疲労度合いがまったく違います。
予防線を張り、余白を残しておくことは大切だけれど、それは心地よい暮らしのための手段であって、目的ではない。
暮らしのリズムや優先順位はわかっているつもりでしたが、実際に動いてみて気づくことが、まだまだたくさんありますね。