友達から、おみやげをいただきました!
さすが北海道。オシャレお菓子がいっぱいあるんだなあ。
自分で普段買うものって、だいたい決まっているので、おいしそうで珍しいものをいただくと、嬉しいです。
スイーツのお店に行って「あ! これ食べてみたい!」と思い立って注文してみる、わくわくの冒険心に似ています。
せっかくなので、そんな素敵なカフェの雰囲気を味わいながら、いただくことにしました。
テーブルの上を、空っぽにして、綺麗に拭き上げます。
お花を飾りたいところですが、家にはなかったので、苔玉を置き。
コーヒーを入れて、お菓子もお皿に盛りつけます。
…オシャレ感は、あんまりないかな(笑)。
でも、普段よりは丁寧に、味わって。
BGMは、子どもたちの遊び声でした。
ていねいに食べる
実は、お茶やお菓子を器に入れて、きちんと食べることって、少ないんです。
昔のように、徳用袋のスナック菓子を広げて、だらだら食べることは、ほとんどなくなりましたが。
家事の合間に子どもたちの残りをつまんだり、読書しながら小袋菓子をいくつか開けたり、がいつもの食べ方。
家にいると、ついでにあれもこれも…と切れ目のない家事時間になってしまうのもあり、お店のように、「食べる」ことだけに集中する時間が少ないのです。
けれど今日、ゆっくりと味わってみて、満足感がとても大きいことに気がつきました。
いつもより少ない量でも満腹になるし、おいしいのです。
ああ、これが「ていねいに暮らす」ということなんだ。
今、ようやく理解できました。
器や盛りつけに気を配っても、食べるのは一瞬だし、自分1人のために洗い物を増やすのも面倒だという思いが強かった私ですが。
食卓を整える、器に気を遣う、自分のために何かを作って食べる。
掃除を行き届かせ、心地よい部屋で過ごす。
丁寧に暮らしている人たちがしているそれらは、すべて「自分自身をていねいに扱う」ということなのだと。
乱雑な家に住み、どうでもいいものを適当に食べる生活ではなく。
整った家に住み、好きなものをおいしく食べるために、手間と時間を使うことは、自分を大切にするということなんですね。
これまで、家族のために・子どものために、きちんと家事をやらなければ、という前提でいたので、面倒だったし、いかに効率化するかを重視していましたが。
自分自身のため、という前提だと、家事の優先順位も変わってきます。
時間を作るために
ただし、自分を大切にすることに手間をかけるためには、心の余裕が必要です。
心に余裕を持つためには、時間の余裕が必要だと思っています。
子どもが泣き、家事は山積み、明日も仕事、早く寝かせて休まなければ…そんな状態で、自分のために割く力は、私にはありません。
キャパシティを超えないように、自分のために必要な時間を作るには、ほかの不要な時間を、削ぎ落としていく必要があるわけです。
私にとってのその手段が、おそらく「ミニマリズム」であるのだと。
今まで読んだ本や、してきたことが、頭の中でひとつになり、腑に落ちていきました。
すべては、私自身を大切に、生きていくことにつながっている。
それが、自己肯定感を高める生き方なんですね。
素敵な気づきのひとときをくれた、おみやげと友達に、ありがとう。