ただいま、日舞のお稽古中の長女。
最初は私も一緒に付き添っていたのですが、最近は「お母さん、いなくていいから」と、先生とマンツーマンでお稽古しています。
今回、迎えに行ったら、たまたまタイミングがよくて。
久しぶりに、通しで踊る姿を見せてくれたのですが、すごく綺麗だったんです!
思わず目頭が熱くなる、上達ぶりでした。
ほんの1ヶ月ほど前、初めて先生の隣でお稽古したときは、ただ振り付けを真似るだけで、盆踊りみたいだったというのに。
それが今は、手の指先や、つま先が、しなやかに伸びて。
膝や腰の折り方も、すっと美しい佇まいで。
我が子ながら、こんなに綺麗に踊れるのかと、ただ感動でした。
体のすみずみまで意識して動かすと、丁寧で美しい所作になるんですね。
体の使い方を知る
日舞など、まったく経験のない娘でしたが、体の動かし方や姿勢を知るだけで、美しさが違いました。
そういえば私も、ボーカルレッスンを受ける前と後とでは、喉の開き方やお腹の使い方、声の出し方がまったく変わりました。
旦那さんはスポーツ少年だったので、運動に必要な体の部位を、的確に使うことができます。
自分の体の使い方を知ることは、自身の内にあるものを、より正確に、外に表現できるようになることのように思います。
言葉の使い方にしても、同じで。
自己表現の方法を学ぶことは、楽しく生きるための、ひとつの大きなツールなんですね。