今さらではあるけれど、SNSはシェアリングの世界なのだな、と実感している。
私がSNSを開くと、
「虹が出ていたよ!」
「このスイーツ、おいしい!」
「誰々さんと会えたよ!」
と、その人の“好き”や“楽しい”が伝わるものが、たくさん上がってくる。
noteのように、言葉や写真といった作品で感性に触れたり、
より学びが深まるような情報があったりもする。
もちろん、耳触りのいいことばかりではない。
大変そうだな、しんどいのだろうな…と想像するものもある。
けれど、むやみに不幸を振りかざしたり、言葉の剣を振り回したりする人は、
ありがたいことに、いまの私の周りにはいない。
読んでいると、その人の日常が、深くあたたかく、じんわりと心に沁みてくるのだ。
たくさんの人から、幸せのかけらを、おすそわけしてもらっている。
私からも、何か素敵なものを、お返しできていたらいいなと思う。
そう思える環境が、まずありがたい。
だからこそ自分も、発する言葉を大切にしようと、心がけるようになる。
そうして、いい意味で外向きの視点を獲得すると、
今まで無意識だった、近しい家族や友人に向ける言葉も、
もっと大事に使おう、という気持ちになる。
意識が向くから、結果として、相手を尊重できるようになっていくのかもしれない。
SNSも、日常生活も、心地よい世界になるようなシェアリングがいい。