今回の読書スポンサー様は、 中崎雄心 さんです!
数秘術やストレングスファインダー、
最近では、TRPGでもお世話になっています。
私が何かを始めるエンジンになったり、危機回避のブレーキになったり、
こうして発信していく土台を作っていただいた、恩人さんです。
そんな中崎さんからの一冊は、こちら。
【ふたりはしんゆう(アーノルド・ローベル)】
『おてがみ』のお話は、なじみのある方も多いのではないでしょうか。
がまくんと、かえるくん。
小学校の国語の教科書で出会い、子どもたちの教科書で再会した、素敵なふたりです。
がまくんとかえるくんの“ぜんぶのおはなし”が読める、なんて幸せな本なんだろう!
私は『おてがみ』のほかにも、
『おちば』『クリスマス・イブ』『ぼうし』のお話が、好き。
がまくんがかえるくんを、かえるくんががまくんを思うとき、
こちらまで、あたたかな気持ちになれる“しんゆう”です。
がまくんとかえるくんの仲の良さは、
小学生が『おてがみ』を読んでも、しっかり伝わってくるのですが。
ふたりは、いつでも模範的な仲良し、ではない。
日本の道徳の教科書に載ったら、悪い例のほうで出るのじゃないか、と思う場面もあります。
それでも、その場の気持ちが同じでなくても、仲違いにはならない。
かえるくんは、かえるくん。
がまくんは、がまくん。
必要以上に同化も、差別もない“しんゆう”。
ただそれだけの、ふたりが素敵なのです。
ふたりとも、自分のことも、相手のことも、大切で大好きなのだとわかります。
『よていひょう』や『ひとりきり』のような、
黙ってそばにいる“しんゆう”の形も、とても好きです。
この絵本を贈っていただいてから、朝に昼に夕に、読んでいたのですけれど。
寝る前に開くのが、いちばん満たされるひとときでした。
がまくんとかえるくんを読んでから眠りにつくと、
どんな言葉を連ねても足りないほど、幸せな気持ちになる。
目を閉じた先に、幸福がある。
それは私にとって、ただしく理想の「絵本」なのです。