私は、子どもの頃から、文章を、感覚だけで書ききってきました。
結論を決めて、構成を考えるよりも、いま自分の真ん中にある気持ちを、そのまま言葉に変えてきた。
けれど、書くことや発信することを、誰かの役に立つ読み物として、言語化してみると。
改めて、自分がどういう人間なのかが、よく見えてきます。
私は、「楽しい」がないと、始まらない。
そして、「心地よい」がないと、続かない。
書くことに限らず、私のすべての行動が、このリズムでできているんです。
小学校時代から、体育が大の苦手だった私が、フィットネスジムに通ってみたら。
インストラクターさんの声かけが楽しくて、動きが心地よくて、気がつけばストレッチが習慣になっていました。
家の片づけも、そう。
お気に入りのものだけが、目の前に並ぶ楽しさと、すっきりとした空間の心地よさが、
自然と、片づける習慣に変わっていったんです。
楽しいを入り口に、心地よさを目指す。
これは、私のすべての習慣に共通している、ひとつの姿勢です。
私が書く文章も、その空気を纏っていて、
それにフィットする人が、受けとってくれているのだと思います。
ただ、楽しいも、心地よいも、人それぞれの感覚ですよね。
だから私は、自分の感覚に合わせて、言葉をチューニングしていく。
読んでくれる人の心に、まっすぐ素直に届くように。
ていねいに、言葉を紡いでいます。
書きたい理由を、語るなら。
私は、こう答えます。
「楽しくて、心地よいから」。
