美しくて、おいしいもの。

ゼリーって、きれいですよね。

スプーンですくって、ふるふると揺れる光を見つめながら、
ああ、私はなんて美しいものを食べているのだろう…
と悦に入っていた、ある日。

この光の美しさは、スプーンの素材によって変わるのだろうか?
ふと疑問に思ったので、のせてみました。

まずは、透明なプラスチックのスプーン。

これはきれいですね。
透明感をいっさい損なうことなく、光が通り抜けます。

金属のスプーンでは、どうでしょう。

おお。まるで氷山のような冷たさを感じる。
輝きは失われることなく、鋭さを増しています。

では、木のスプーンだと、どうかな。

なんと、木漏れ日を思わせるやさしさです。
先ほどまで硬質だった光が、一気に柔らかく変化しました。

おもしろいなあ。
実際に食べてみたら、どうだろう。

木のスプーンは、あたたかいものがゆっくりと滑り込んでくる感覚。
実際のゼリーは冷たいのだけれど、刺激が少ないですね。

金属のスプーンは、つるんと冷たさを保ったまま、舌の上にのってきます。
口に入れた瞬間は、こちらが最高。
口当たり重視で選んだ、お気に入りのスプーンだからかもしれません。

でも、本来の味がいちばん引き立つのは、プラスチックのスプーンかなあ。
控えめな質感が、ゼリーの邪魔をしないんですよね。

美しくておいしいものを、食べました。

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