私にとっての堀江貴文さんは、村上春樹さんや北野武さんに近い場所にいます。
「共感しづらいんだけど、おもしろい」立ち位置の方です。
でも、こと「仕事」に関しては、学べる部分が非常に大きい存在でもあります。
堀江さんが、漫画という形でこの本を出したのは、「最速でコアなところを学べるようにするため」とのこと。
その言葉に、偽りはありません。
将太を実例として学べるので、理解と吸収の速度が段違いのビジネス書です。
次代の働き方の座標軸を、どのように渡っていくかが、具体的に書かれていました。
常に「行動することだけが価値を持つ」と言う堀江さんは、最後にこう語りかけます。
ここまで読み進めていただいたのならば、ぜひ描(書)かれてあったことを知識としてあたまにしまい込むのではなく、本を閉じたらすぐに行動することから始めてほしい。
本書が、その一歩を踏み出す後押しとなることを切に願う。
自身にしっかりと、刻んでおこう。
私は、「すべてを緩やかに包む優しい言葉」も好きですが、このような「言い訳を許さないまっすぐな言葉」も好きです。
自分にまっすぐな芯があって初めて、ぶれることのない、真の包容力を持てるのだと思うから。