課題の分離をしてみる

アドラー心理学で知った「課題の分離」を、さっそく使ってみました。

私はいつも、誰かから不機嫌や怒りを向けられたり、勝手に評価されたりするのが、とにかく苦痛でした。

理不尽な怒りや評価が、自分だけではなく子どもたちに向くのも、本当に嫌で。

でも、対立することの方がさらに苦痛な相手には、あらかじめ予防線を張った会話をし、日頃から機嫌を損ねないように気をつけて過ごし。

そうして、自分と子どもたちを守ろうとして、疲れきっていました。

だから今日は、主人公の明日香のように、

相手が私をどう思うかは、相手の課題!

何度も心の中でくり返しながら、臨みました。

そうしたら、ものすごく楽だったんです!

今までずっと、

「人は人、私は私」「否定されても自分の価値が変わるわけじゃない」「怒られても大丈夫」

そう言い聞かせて向き合ってきたすべてが、すうっと一直線に繋がって、根を張ったような感じで。

同じように、子どもの課題と親の課題をわけて考えてみたら、必要以上に保護したり干渉したりせずにすんで、肩の力が抜けました。

課題の分離を始めてからしばらくして、顔なじみのカウンセラーさんにお会いしたとき、こう言われました。

「周りにふり回されてゆらゆらして、しんどかったと思うんですけど、もともと根は強いんですよね。

新しい手段に、あえて苦手なスイミングに挑戦したところとか、そう感じます。

今は『上に伸びていく』というより、さらに『根を太くしている』時期なんだと思いますよ。すごく素敵です」

――ずっと「自分を好きになれなくて、他人のせいにばかりしていて、変わりたかった」私が、変われたのかな。

自身の感覚だけでなく、人から見てもわかるぐらい、変われているのかな。

そうだったら、嬉しいな。

マンガでわかるアドラー心理学でも、実践していく明日香に、上司が、

「少し前まで人の目を気にしすぎて、ビクビクしたらりすぐに落ち込んだりしていたのに、最近は別人のように堂々としていて前向きになった」

と言葉をかけるシーンがありましたが。

いい感じに変化して成長して認めてもらえる、とか。

私にも、そんな物語みたいなことが起きるなんて、まったくの予想外でした。

人生に手応えが出てきて、楽しいです。

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