見通しをつけてあげる

長女が旦那さんに、算数の宿題を教わっていました。

「これは、何?」

「じゃあ、これはどうなるか言ってみな?」

算数が苦手な娘、父からの問いかけが重なるたびに、答える声が小さくなっていきます。

半分ぐらいは正解しているんですが、自信がないんですね。

で、「間違えるのはダメだ」「間違えたら怒られる」と思ってしまうタイプです。

旦那さんにはそんなつもりはないのですが、問い詰められているように聞こえてしまう、という。

そういえば私も、子どもの頃は、同じような捉え方をしていました。

父や母に何か言うと、怒られるんじゃないかなあ、きっと叱られる、だから言いづらい…という気持ちでいたことを覚えています。

不安が恐怖になる

長女を支援してくださっている方に、そう聞きました。

「見通しのない不安が、恐怖に変わる」のだそうです。

長女には、例えば、

私はこうしたいなって、言ってごらん?

そうしたら、お母さん、「いいよ!」って答えるから。

結果まで言葉にしてあげると、見通しがついて安心するので、自分の思いを伝えられるのだと。

なかなか謝れない長男にも、同じようにすると、「ごめんなさい」と言えるようになりました。

自分が悪かったとわかっていても、きっと叱られるだろう・許してもらえないかもしれない、と思うと、固まってしまうようなのです。

だから長男には、

こういうときは、「ごめんね」って言ってみな?

そうしたら、お母さんも「いいよ!」って言って、仲直りするから。

そんなふうに言い続けてみたら、今はもう、口に出せなくて固まることは、ほとんどなくなりました。

そうして「言っても大丈夫だった」という成功体験を積んでいくと、自信がついて、きちんと自分の思いを伝えられるようになるみたいですね。

子どもの頃の私も、たぶん一緒だったのかな。

今でも、思ったことを口に出すのに抵抗を感じる場面は、けっこうあるのですが…。

自分も含めて、家では、安心して話せる環境を作りたいと思います。

子どもたちが自信を持って、社会に出ていくためにも。

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