小学校の係活動って、
“当事者意識を持って、クラスに参加する”
以上の狙いや効果が、あったのかもしれないな。
そう思ったお話です。
【きみの可能性が、咲く場所へ】
わが家の次男は、ただいま小学3年生。
人前に立つことや、手を挙げて発表することに、やや苦手意識があるようです。
#姉兄が比較対象だから
#実際のところはわからないけれど
なので、リーダーやお当番的な係は、なるべくやりたくない気持ちが感じられます。
だけど今の小学生は、全員が何かしらの係を務めていて。
役割があることで、居場所を作ると同時に、
クラスの一員である自覚と責任を、育てていくのだろうな。
と、思っていました。
で。
次男くんは、昨年“手品係”なるものを、やっていたんです。
仕事内容は、
“毎週、帰りの会で、手品を発表する”。
当時、手品にハマっていた彼は、毎日、自主的に練習を重ねていました。
傍から見ても、すごく楽しそうだった。
みんなの前に立って披露する、プレッシャーもゼロではなかったのだろうけれど、
私が家で見ている限りでは、普段の、
「失敗しないように」「先生に怒られないように」する印象は、まったくなくて。
「もっと上手くなるには」「みんなに楽しんでもらうには」に、意識が集中しているように感じました。
いつもなら「苦手だからやりたくない」が勝る、みんなの前で発表することに、
“好き”“得意”な手品で、挑戦する場を作ってくれていたんですね。
これって、クラスでの居場所作りや、当事者意識を育てるだけじゃなくて、
“プロジェクトリーダー”の一面も、体験させてもらっていたんだな、って。
チームの中で、常にリーダーとして立っているわけではなくても、
この部分で、このプロジェクトで、あなたは誰よりも活きる可能性がある。
それを知っていたら、この先、社会で生きる、大きな力になる。
そんな思いを込めて、係活動を取り入れてくださっているのかもしれない。
#先生に感謝です
「発表は苦手なんだよ〜💦」と言いながら、今日も登校する次男を見送って、
「そういえば、去年の手品係は、発表が苦手って、一度も言わなかったな…」
はたと気づいて、考えたお話でした。