自己肯定力(鴨頭嘉人)

何気なくめくってみたら、著者のお子さんの言葉を書いた本なんですね。

「自己肯定力を上げるには、どうしたらいいか」ではなくて。

「自己肯定力の高いハルヒトくんの、普段使っている言葉の数々から、彼の父親である著者が得た気づき」が書かれています。

自己肯定感を高めるための本はいろいろあるけれど、実際にそうである子どもは、どんなふうに物事を捉えているのか…。

新しい切り口ですね!

中身は、字も大きく、インターネットで見かけるような体裁の文章になっていて、気軽に読めます。

それにしても、ハルヒトくんの言葉の、素晴らしいこと。

我が子がこんなふうに毎日を生きてくれたら、素敵だなあと思うと同時に。

こんなお子さんを育てた著者夫婦が、何よりすごいです。

「約束したのにやらないとカッコ悪い」

「幸せって、今この瞬間しか味わえないんだから」

「面倒くさいと思ういろんな役割をするようになって、そこから自分が何のために生まれてきたのかがわかるようになる。

だから、自分に来た役割をとにかく一生懸命やってみる」

…などなど、名言がたくさんでしたが、子どもの口からこの言葉が出たのだと思うと、より深いものを感じます。

まもなく、続刊で、ハルヒトくんの姉・イチカちゃんの本も出るそうで。

そちらも、見かけたら読んでみたいなあと思います。

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