旦那さんも子どもたちも出かけて、私ひとりの昼下がり。
家事を終えて、畳にごろりと大の字になってみました。
周りを見渡すと、子どもたちのおもちゃと、壁に貼られた作品たち。
――この古い日本家屋の離れに引っ越してきたときは、家が嫌いでした。
砂壁はバラバラと落ちてくるし、あちこちに隙間があって虫が入ってくるし、置いてあった家具も好みじゃなかったし。
けれど、住み始めて2年半ほど。
家の大元の部分は変わりませんが、こまめに掃除をしたり、家具を整理したりファブリックを変えたり。
少しずつ、自分の住みやすい場所になってきた気がします。
本当は、小さくて維持管理しやすい家で、シンプルですっきりとしたインテリアにしたかったのですが。
こうしてひとり眺めていると、あちこちに子どもたちとの暮らしが見える家も悪くない、と思うのでした。