子どもたちの肩たたき

眉間にシワが寄っていたんじゃないかな? と思う、最近の私。

反省しきりで、久しぶりに穏やかに、子どもたちとの時間を過ごしました。

するとその夜。

一緒にお風呂に入った長女が、肩をマッサージしてくれました。

叩いたり、揉んだり、「ここはどんな感じ? これはどう?」と、ひとつひとつ丁寧にほぐしてくれます。

「おかげで体が楽になったよ、ありがとう」

湯上がりでほかほか気分に浸りながら、お礼を言うのを聞いていた長男が、とことこ近づいてきて、

「お母さん、ちょっと座って」

ぼくも負けじ! という表情で、そっと肩を叩いてくれます。

それはもう優しく、くすぐったいほどに、そうっと。

一生懸命に寄り添ってくれる娘と、柔らかく包み込もうとしてくれる息子と。

――ああ、私、すごく幸せ。

子どもの小さな手のひらって、どうしてこんなに、気持ちがいいんでしょうか。

母親やっててよかったなあ!

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