創竜伝14(田中芳樹)

大好きな、創竜伝の新刊!

初めて読んだ頃の私は、まだ終くんより年下でした。

当時好きだった、CLAMPさんの挿し絵の入った文庫版を、手に取ったのがきっかけです。

それが今では、始さんよりはるか年上とは…月日の流れを感じますね。

でも、ページを開いて、4兄弟の会話を読んだとき。

「ああ、みんな変わってない」と思ったし、それがすごく嬉しかったです。

小早川奈津子も、変わってない(笑)。

私にとっては、今でも余くんや終くんは身近な年頃の少年で、始さんや続さんは憧れの兄たちなんです。

誰のファンというよりも、竜堂家の4兄弟が揃って大好きで。

そこに、茉理ちゃんが加わるのが、また大好きで。

嬉しくて、巻末の座談会まで、一気に読みました。

いよいよ来年には、完結するようですね。

愛読の物語が終わるのは、寂しく感じることの多い私ですが、こと創竜伝は、楽しみで仕方がありません。

むしろ、死ぬまでに完結巻を読めるなんて、幸せだなあと思います。

最初に読み始めてから、約四半世紀が経っていますが、自分の中には変わらない4兄弟が息づいているとわかったので。

シリーズが終わっても、彼らはそのまま、私の中にあり続けることでしょう。

それなら、寂しいことは何ひとつない。

最終巻を、心待ちにしています。

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