長男の背中

夜、町内の用事に出なければならず、旦那さんと子どもたちが眠ってから、そっと布団に入ったときのこと。

私はいつも、長男と次男にはさまれて寝ているのですが、長男がやたらと私寄りに、うつぶせで寝ていました。

隙間にすべりこんだら、ちょうど、長男の背中が、抱きまくらのような位置でした。

寝息で上下する背中に、手と頬を当ててみました。

心臓の音と、私より少し高めの体温で、あったかい体。

私がゆったりと体重を預けても平気なほど、長男は大きくなっていました。

反対側を向けば、まだ私の腕に、すっぽりと入る次男。

その対比が、さらに、長男の成長を感じさせて。

ああ、大きくなったんだな…

こうやって、男の子はどんどん、頼もしい背中になっていくんだな…

何とも感慨深い、一夜でした。

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