大家さんと僕 これから(矢部太郎)

こちらの完結編です。

大家さんが、やっぱり可愛らしくてほっこり。

ただ、緩やかに確実に老いていく姿が、別れの近づくことが、わかっているのに寂しいです。

前作は、小粒の甘いみかんみたいな楽しさだったけれど。

こちらは何だか、物語にほんのり酸味が増しています。

それもまた良いと感じるのが、ちょっぴり哀しいような。

でも、ちゃんと最後までいただいて、静かに本を閉じました。

大家さんとの物語の味は、しっかりと記憶に残っています。

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