2割に集中して結果を出す習慣(古川武士)

「パレートの法則」というのがあるそうです。

経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成する一部の要素が生み出しているという考え方のことで。

社会全体の上位2割の富裕層が、世の中の富の8割を持っている、とか。

売上の80%は、20%の顧客が生み出している、などは、前に営業職に就いていたときに、聞いたことのあるような…。

断捨離をしていたときに知ったのは、「人は持ち物の2割で生活できる」というものでした。

で、実際に、8割方捨ててみても、困らなかった。

この2割と8割の法則というのは、いろんなところに当てはまるんだなあ、と思いました。

以来、その数字が、何となく頭の片隅にあった私。

ふと目に留まったのが、この本です。

著者の名前に、見覚えがありました。

前に、まんがでわかるシリーズで「続ける習慣」「やめる習慣」を読んだ人だと気がついて、こちらも読んでみることにしました。

完璧主義の傾向診断

ビジネス向けに書かれていますが、日常生活でも使える習慣がたくさんあります。

まずは、完璧主義には3つの思考の傾向があるということで、どの傾向が強いのか、自分で診断します。

15点満点中、点数が高いほど、その傾向が強いのだそうです。

私はと言うと、

  1. 二者択一の判断 3点
  2. 過度の理想主義 5点
  3. 否定の恐怖 12点

でした。「人からの拒絶や評価を気にしすぎる」部分が、ダントツに高いですね(笑)。

でも、自分でもわかります。

嫌われる、叱られる、否定される…私がいちばん苦手なところです。

だからこそ抱え込んでしまいがちな、不要な部分を、ぜひ手放していきたいところです。

2割に集中することとは

残りの8割を手放す、ということです。

持ち物を見極めてきたのと同じように、思考習慣を変えていく。

行動や考え方の断捨離、ということですね。

診断では、二者択一の判断や過度の理想主義は、そこまで高くはなかった私ですが。

悩んだり落ち込んだりして、いっぱいいっぱいになるときって、その傾向が強まっているときなのだとわかりました。

例えば、「目的志向ではなく、プロセス志向になって」いたり。

「見切り発車ができずに、石橋を叩いて渡って」いたり。

「自分のできることに集中できず、どうしようもないことに悩んで」いたり。

そんな8割を手放して、ご機嫌に、身軽に、生きていきたいです。

普段は、エッセイ系の断捨離・ミニマリズム本を読むことが多いのですが、ビジネス書は体系立っていてわかりやすく、実践しやすいのが魅力ですね。

自分の暮らしに当てはめて、やってみたいと思います!

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