読書の変遷をふり返る

“好んで読んできた本”って、その人の歴史が出るものなんだなあ。

ビジネス書や啓発書を、のべ1500冊読んできたという、

高松克成さんとお話ししていて、思いました。

読書の話だけでなく、ポエム×エッセイ作品“ポエッセイ”を、

毎日投稿されている方で、私も楽しみに読んでいます。

【読書の変遷をふり返る】

で、私も、ちょっとふり返ってみました。

今回は、漫画や小説といった物語ではなく、

自分の土台や柱になっていると感じる、ビジネス書や啓発書の変遷を、記録しておきます。

まずは《生きかた》について。

『ありがとうの神様(小林正観)』から入って、

『「好きなこと」だけして生きていく(心屋仁之助)』を通って。

『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ(小池浩)』

『斎藤一人 絶対、なんとかなる!(斎藤一人)』

ときて、アドラー心理学関連の本をいくつか読み。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)』

が、現在地かな。

“自分”から“他人”へと、興味の対象が広がりつつあります。

次に《暮らしかた》について。

やましたひでこさんの、断捨離関連の本を読み、

『やめてみた。(わたなべぽん)』が来て、

そのあとに、こんまりさんの片づけ本。

を経て、ドミニック・ローホーさんの、シンプルライフに行き着いています。

“自分にとって”何が必要か。

何が好きで、何が嫌いなのか。

分解して、削ぎ落として、暮らしをわかりやすくしているところですね。

そして《子どものこと》。

『子育てハッピーアドバイス(明橋大二)』

から、

『心が折れない子を育てる親の習慣(宮島賢也)』

他に、HSC関連の書籍を読んだのと、

『HYGGEな子どもたち(Nina)』

の視点が、今の軸になっています。

《新しく殿堂入り》した本は、

『きみのお金は誰のため(田内学)』

『さみしい夜にはペンを持て(古賀史健)』

です。

“問題を解決するため”から、“より豊かに生きるため”に、読書の舵を切った感覚。

高松さんは、現在、

「読みたいと思う本を、読みたいと思う部分だけ、何冊も並行して読む」

スタイルだそうなのですが、そのときに、

「別の本から、同じことが飛び込んでくると、ああ、これが今自分に必要だったんだな、って思います」

とおっしゃっていました。

これには完全同意です!

私は1冊ずつ読んでいく派ですが、数を重ねるごとに、

「ん? これは、前のあの本に書かれていたのと、同じことを言っているんだな」

って感じることが増えました。

最初のうちは、

“自分の好みに合うものしか読んでいないから、価値観が偏っている可能性もあるな…”

と認識していたのだけれど、やがて、

“いや、違う。今の自分に必要なものが集まってきているんだ。

ごく自然で、必然なことなんだ”

そう捉えるようになったんです。

たぶん、アドラー心理学の「課題の分離」を実感したあたりからだと思う。

私は私で、あなたはあなた。が腑に落ちたから、

自分の感じること――心が震えるような感動も、人生の問題を抱えているような課題感も、全部、私のものなんだ。

って理解して、だから、自分に必要なものが集まってくる。

それを、より素直に、受け取れるようになったのではないかなあ。

ほかの方の読書の変遷や、共通項がある方のお話、聴いてみたいですー!

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