こちらを読んで、項目に沿って考えてみました。
人生のウソ
認めたくない自分の弱さをごまかして正当化するために、自分自身にウソをついていること。
【私は人見知りで消極的だ】
だからうまく話せない。友達ができない。人間関係をうまくやれない。
→自分から話しかけて、会話が弾まなかったら悲しいし恥ずかしいから、人見知りのせいにして自分からは関わる努力をしていなかった。
→クラスや会社、恋愛でうまくいかないと「やっぱり消極的だからだ」と言いわけにして、努力してこなかった。
→だから人前に立つ仕事は無理、と決めていた。
【やってみたこと】
演劇部に入る、ボーカルレッスンを受ける、接客業・営業職に就く。
初めての集まりや場所にも行ってみる、人前に出る機会があれば出てみる。
【私は運動ができないから嫌いだ】
だから何をやっても人よりできない。迷惑をかける。怒られる。
→確かに体育の時間は、クラスメートより下手くそだった。だけど一生懸命やって笑われるのが嫌で、本気で何とかしようとしなかった。
→大人になってからも、ガチガチに勝利を目指すようなのは苦手だけど、参加することに意義があるような地域スポーツなら、ちょっぴり居場所ができるようで楽しさもあった。でも「下手なので」「苦手なので」と言い続けて、うまくなる努力はしなかった。
【やってみたこと】
フィットネスクラブに入会して、自分のペースで運動できる環境を作る。
体を動かすことを楽しめるようにする。
未完の行為
自分でも気づいていない、過去の人生の心残りのこと。やりたかったのにやれなかったこと。
【小説家】
小説は実際に書いたし、行ってみたかった専門学校には、社会人になってから夜間コースに通って勉強できたから、プロにはなれなかったけれど未完ではなくなったのかも?
【お母さん】
昔から赤ちゃんが好きで、新生児室を覗くのが好きだった。小学生より、乳幼児が好きだった。
だけど小学校高学年のときに「赤ちゃんが好き」って言ったら、友達に「ロリコンじゃん(笑)」て言われて、それ以来あまり口には出さなくなった。
子ども好きだけれど、保育や教育職を選ばなかった理由→たくさんの子どもをまとめるのは好きじゃない。数人と深くじっくり向き合うようなのがよかった。ベビーシッターとか。それってまさに母親業?
母親になるのも、初めの子は生めなかったけど、今こうして子育てできているから、未完ではなく途中。
【歌のおねえさん】
ボーカルレッスンを受けて、ステージで歌う経験ができたのはよかった。それ以上「自分でライブをしよう!」とはならなかったな。
なぜ歌のおねえさんを諦めたか→小さい子は好きだけど、人前で歌い踊るなんて、人見知りで消極的な私には無理だ。
【舞台俳優】
高校演劇は、間違いなく楽しくてわくわくで大好きだった。でも恋愛や友情が忙しく、純粋に演劇にのめり込みきれなかった部分もある。
大学進学のときに、私はやっぱり演劇科や声優科ではない、と思って、芸大は文芸科だけ受けた。
【毎日本を読む古書店員】
つまり、毎日好きなことだけしている。それって今わりとできているような気がする。
司書さんは好きな本だけ読んでいられるわけじゃないから、あまりやりたいと思わなかった。
【音楽】
聴くのは好き。歌うのもひとりでなら好き。赤ちゃんに子守唄を歌うのも好き。
ピアノは習っていたけれど、練習は好きじゃなかった。先生やグループレッスン生同士とのコミュニケーションがしんどかった。
習っている中では下手で、学校で合唱コンクールの伴奏とかするんだけど他の伴奏者より下手だった。
その程度でしかなかったのに、小学校のリコーダーのペアテストで好きな子と組めたとき、その子に「○○は上手いから、一緒にやるの嫌だな」と言われて凹んだなあ。
私はすごく嬉しかったのに。
その中で、ずっとずっと将来の夢にしていたのは、小説家。
【なんで小説家になりたかったか】
本が好きだった。保育園で初めて「ロボットカミィ」を読んだのを覚えている。物語が好きだった。自分を別世界に連れていってくれて、自分じゃない誰かになれて。
→現実の自分が理想と全然違っていて、そこから逃げたかった? 物語の中で理想の自分になるのは楽しい。
→絵は下手だ、描けない。なら漫画じゃなくて小説だ。
→自分が読んでわくわくしたり救われたりしたみたいに、私も誰かのわくわくや救いになりたい。
詩も書いていた→小説より書くの好きだったかも。でも食べていける職業にはならないと思っていて、そもそも職業の選択肢にはなかった。
→というか、小説家になりたいって、そもそもが消去法になってないだろうか?
絵が描けないから漫画じゃなくて小説。演劇は好きだけど生業にできるだけの力はないから文芸。もし絵が描けたら漫画家を目指していたし、演技が得意だったら俳優を目指していた気がする。
じゃあ、得意が苦手かを抜きにして考えたら、私が作りたいのは何だ?
→「物語」じゃないかな。画家じゃなくて漫画だし、モデルじゃなくて俳優だし、ライターじゃなくて小説家だった。私はストーリーを生み出すか、伝えるかがしたかったんじゃないか?
→「伝える」なら編集者って選択肢もあったけど、それはあんまり気が向かなかった。私が伝えたかったのは、私自身のストーリー=私を表現したいから? 私を見てほしい、知ってほしいから?
→芸術じゃなくても、例えば営業とか接客とか、カウンセリングとか教育とかで自分の思いを伝えられるなら、それもありなのか?
→表現したい=ありのままの自分、愛されたい、世界に必要とされたい。なら芸術でなくてもいいのか?
→小説を書いていた頃、自分の生きた証を残したい。見知らぬ誰かの生きる力になりたい。自分が死んだあとも。って思っていた。=本を出す、CDを出す、舞台に立つなど。人目に触れて残るものがいい。となると、やはり芸術方面か。
→自分の死んだあとも残る思いとしては、芸術以外では、子育てだ。だからじっくり向き合う子育ても好きなんだ。
ポーン型、オリジン型
ポーン…チェスの駒。言われた通り動くだけの人。
オリジン…チェスをさしている人間、自分で動く人。
どの職場をふり返っても、私はポーン型だと思う。
著者と同じで「学生なら問題ない(大人しくて目立たないけれど、トラブルも起こさない)けれど、社会人になると大問題(従順だけれども、自分で考えて動かない。ビビりで責任逃れで、いつも縮こまっている。だから、結果を出さないし役にも立たない)なタイプ」だ。
やりはじめないと絶対に天職は見つからない
社会人になったら働かなきゃ、経済的に自立しなきゃ、頼らないで生活しなきゃ、一人前にならなきゃ。
お金にならないことをしてる場合じゃない、稼ぎがない私には存在意義も価値もない。と思い込んでいた。
そのように育てられたのもあるだろうし、離婚や出産で経済的不利益を感じたこともあるからだろう。
著者の「もう社会人なんだから、お金や仕事につながらないことを、やっている場合じゃない」というのが、まさにそのまんま。
でも、天職を見つけるには、すぐには仕事になりそうにないことでも、とりあえずやってみようと思えることが大事。
漠然としたままでいいんです。はっきりしていなくていいんです。
それでも、ほんの少し、それをやりはじめることは、必ず人生を充実させます。
そして、日々の人生が充実している人が、一番、天職に近いんですよ。
今は、子育てボランティアにフィットネスクラブ、母親業に主婦業、読書…お金にならないけど好きなことやってるなあ。
で、確かに昔より幸せというか豊かだ。
どんな服装で働きたいかを考える
普段の服。柔らかくて動きやすいカットソーとパンツかスカート。
子育て服、エプロンも嫌いじゃない。作業着やジャージはしっくりこない。
でも汚れるのは苦手。下洗いなしで洗濯機にぽいっと入れられるぐらいがいい。
人と関わる数と質から、やりたいことを考える
- 人と関わらず一人で黙々職人タイプ
- 人懐っこく華やかな社交的タイプ
- 狭く深く人と関わるタイプ
私は3のタイプ。本に書かれていたこの傾向の職業は、
- カウンセラー
- 文章を書くような仕事
- webデザイナー
- アート関係
- 医療関係
- 教育関係
- 福祉関係
だそうだ。なるほど。
住みたい場所から、やりたいことが見えてくる
日常生活が人混みなのは嫌。虫が出るのも嫌。
ほどよい都会と田舎の中間ぐらいで、大きな本屋さんと図書館と、映画館と美術館がある町。
のんびり散歩できる公園があると、なおよし。
地域の繋がりも、濃厚すぎず希薄すぎず、適度な距離感で過ごせる場所。
押しつけがましくなく、ご近所みんなで子育てと介護ができるような。
窓から海が見える高台に住みたい。赤い屋根で白い壁のお家に、青い海。
漁師町ではなく、砂浜の海辺。
車がなくても、日々の移動には困らないような立地。
天職を見つける逆転の発想
自分にとって意味のある仕事。好きなことをしていたら、そのうちそれが社会問題の役に立った。という感じなら…
→子どもの不登校で大変だったとき、サポートしてもらったように、まず親をサポートしたい。
→専門的な解決というより、寄り添って話を聞いて「大丈夫だよ」って安心をあげられるような。私の顔を見たら、ほっとするなあ、また頑張れるなあ、ってお母さんが思えるような存在でいたい。
さて、じゃあ、何から始めようか。
「実はやりたいことは、明確にしてはいけない」「ザックリ方向を決めたら、修正しながら考える」らしいので。
運動に関しては、スイミングとフィットネスを始めたところなので、続けてみます。
本はしっかり読めているので、それも楽しんで。
小説ではないけれど、「私自身の物語」のひとつとして、ブログも書き続けます。
子どもに関わるのは、我が子と子育てボランティアで。
今やっていることにプラスして、
- 小学校の読み聞かせボランティアを再開する
- 詩を書く
- 絵や漫画を描いてみる
- 子ども向けの劇や人形劇に参加してみる
- 合唱やゴスペルなどのサークルがあったら行ってみる
- 子育てボランティアのときに、お母さんたちとの会話も大事にしていく
- 会う人が安心できて、元気になれるような、にこにこ笑顔で過ごしてみる
まずは1日5分だけ、これらに関わることをしてみます。
天職にめぐりあうために!