公設書店「ちえなみき」に行ってきた!

こちらの本屋さんです。

*ちえなみき*

福井県敦賀市の施設で、民間に運営を委託しているという、
全国的にもめずらしい形なのだそう。

爽やかに抜ける青空の下、ガラス張りの明るい建物に、心が躍ります。

扉を開けると、日本茶の香りが、ふわりと。
(店内にカフェがあるのです)

本棚の配置が、独特。

抽斗や、引き戸があります。
とりあえず開けたくなるやつ。

インテリアみたいな本棚。
飾るために買いたい古書ですね。

本の分類が、ちょっと変わっています。

一般的な書店さんのように、
ベストセラー・新書・文庫…と分かれているのではなく、
「天気」「仕事」「文化」etc…みたいな、分野ごとになっていて。

たとえば「動物」の分野だと、同じ棚に、
動物の飼い方・図鑑・動物が出てくる小説・絵本が、一緒に並んでいたりします。

興味のある事柄から、どんどん出会いが広がる本棚。
「文脈棚」というそうです。

文脈でいうと、すごいなって思ったのが、
「暮らしのヒント」の中に、「育児・教育」があるんですね。
その小カテゴリが、
・学びの育児 ときて、
・たのしく子育て
・子どもが生まれる前に 。

その隣が「ヒトと暮らす」。
・役立つ考え方
・生きづらさを感じたら
・コトバを使う 。

そのさらに隣に「いきものと暮らす」がきて、
「植物と暮らす」が続き、
「暮らしをかざる」「暮らしによりそう」。

これ、子育てで真面目に悩んで、育児書を見に来たとしたら、
本棚を順に追っていくだけで、ぎゅっと狭まっていた視界が開けて、
子育てのみならず、自分自身や暮らしの豊かさ、自然にまで目が向くようになっているわけですよ。

本棚の文脈を読む、楽しさ!

カテゴリの名づけセンスが、いちいち好き…!

「子供も大人も」という棚には、
・14歳、思春期を解剖する
・恋愛体質
・男もつらいよ
・女たちよ
なんていうカテゴリで、選ばれた本が置いてありました。

入り組んだ本棚が、迷路みたいで楽しい。
編集工学研究所という機関が、配置やジャンル分け、陳列をデザインしているそうです。

そして何より素敵なのが、店内のあちこちにある、読書スペース!

ゆったりしたソファや、窓際のワークスペース、小さなベンチなど。
小さい子が遊べる小上がりや、知育玩具コーナーもあって、
子どもの声がきこえる本屋さんって、いいなあと思います。

私のお気に入りは、ここ!

本棚のあいだに、机と椅子。
秘密基地感がいい。
こんな書斎で暮らしてみたい。

本を買うというより、
本と過ごしにいく場所ですね。
私はここに住める!

もちろん、眺めて読むだけじゃなく、
しっかり買ってきましたけれども。

ブックカバーは、こんなんです。

ときめく本屋さんだった!
また行こう。

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