踊れ!文芸部(キタハラ)

タイトルを見て、どういうこと!?
ってなったのだけど…

文字どおり。紛うことなく。
「踊れ!文芸部」でした。

いちいち馬鹿馬鹿しくって、なにかと暑苦しくって、やたら拗らせてて、
「いいじゃん、いいじゃん」
って、笑いながら読んでいたのに。

なにしろ熱くて、馬鹿がつくほどまっすぐで、ぐんぐん成長しちゃって、
「そうだ! 行けー!!」
って、熱気に包まれて泣けちゃった。

最後はもう、一緒にペンライト振ってる気持ちでしたよね。
男子高校生の青春、最高じゃん!

いま40代前後の、その昔「オタク」と言われていた人種には、
ところどころに出てくる固有名詞が、たまらないんではないかと思います。
つまりは私です。はい。

あと、それぞれの知らないところで、過去がクロスしているのも好き。
こういう物語の構造に、萌えるのです。

純粋に、エンターテイメントな読書を楽しんだなあ。
って思いました。

なんだろう…遊園地に行くとか、素晴らしいショーを観るとかじゃなくて。
毎週テレビの前にかじりついて、あるいは本屋さんで最新号を手にとって、
大好きなアニメや漫画を、生きる糧として心待ちにしていた、あれ。

あのエンターテイメント感が、ちりちりと燃えるように甦る、読書時間でした。

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