千田琢哉さんの著書のマンガ版だから、外れはないだろう!
というわけで、買ってみました。
マンガ版は、やっぱりストーリーがあるのがいいですね。
具体例が見えて、落とし込みやすい。
感情移入して読めれば、さらに実生活に組み込んで理解できる。
絵と併せて、物語として記憶しているので、忘れにくい。
3拍子揃いますね!
マンガ版のビジネス書がずらりと書店に並んでいるのも、納得です。
私自身、文章だけだったらこんなに覚えていられなかっただろうな、というエッセンスには、たくさん出会いました。
こちらは、物語で理解したあとに千田琢哉さんの文章を読む形なので、わかりやすい×わかりやすいの1冊です。
目覚めが不幸な人は、不幸な人生を送っている。目覚めが幸せな人は、幸せな人生を送っている。
本書の冒頭にある言葉です。
私の場合、早起きの魅力は、子どもが生まれてから実感しました。
赤ちゃんが寝ている隙に家事をしようと思うと、夜中に疲れ果ててダラダラとするよりは、頑張って起きて朝に取り組む方が、効率がよかったんです。
子どもと一緒に夜寝れば、翌日の早起きは昔ほど苦ではなかったし、体調も崩しにくくなったし。
でも、「どちらかといえばメリットがあるから起きる」より、「大好きなことでいっぱいの人生だから、ワクワクした気持ちで朝を迎えられる」の方が、もっともっと楽しそう!
目覚めが悪いのは、嫌いなことをやって生きているから
生まれつき朝に弱い人はいない。
「大好き」に生きるから朝が早くなる
これはもう、本当にその通りで。
学校にしろ仕事にしろ、毎日ワクワクしていたら、朝起きるのが楽しいはずなんだと。
長女の学校不適応をサポートしながら、ずっと感じていました。
自分自身もそうですが、子どもたちにも、起きて心が弾むような朝を迎えてほしいです。
睡眠時間を「最優先事項」にする
朝早く起きる過ごし方、ひいては時間を大切にするための言葉がたくさんあって。
仕事にまつわる法則も、
朝9時から正午までは、頭を使う仕事に集中する
集中力が継続する限り、ランチはとらず朝から思考を継続する
空腹のまま寝ると、短時間でも深い眠りを得られる
恋愛にまつわる法則も、
時間大切に想うことは、相手の生命を大切に想うことと同じ
深夜のキスは性欲。朝のキスは愛
朝の相手が愛せないなら、その人とは結婚しないほうがいい
おもしろかったです。
中でも、今の私にいちばん必要だと感じたのは、主人公も見失っていた「本当の目的」のための早起き。
ただ効率よく家事をすませて、育児に余裕を持ちたいだけじゃない。
子どもが手を離れたあとも、私がワクワクできるようなことを、続けていく時間がほしいんです。
今までは「家事のため」に早起きしているだけだったけれど、主人公のように「自分への投資のため」に早起きしたい!
そこで意識したいのが、こちらです。
勉強を継続させるためには、規則正しい生活を送って、その中に勉強時間を組み込むことである。こうなると勉強が習慣になりやすい。
そして、その規則正しい生活のために必要なのが、自分に合う睡眠時間を確保することである。
6時間睡眠が体調にいい人は6時間、8時間がいいなら8時間と、自分に必要な睡眠を確保したうえで、朝早く起きる。
その朝に勉強の習慣をつければ、自分の理想の姿に近づいていくはずだ。
徹夜で苦しんだところで、その努力は自己満足であり、自己実現にはならないのである。
なるほど…。
睡眠時間を「最優先事項」として確保し、一日のサイクルを前倒しにしよう。
(中略)
今日一日だけ、前倒しにして過ごしてみよう。きっと、午後からゆとりが生まれ、夕方以降はゆったりと思索に耽ることができるだろう。
この「ゆとり」や「ゆったり」があなたの人生を幸せにするのだ。
「ゆとり」や「ゆったり」がない人生は幸せではない。
暮らしに余白ができてくるたび、幸せ度が上がっていたのは、こういう仕組みだったわけですね。
千田琢哉さんの本は、いつもやる気が満ちてきます。
今日も、目覚めたことに感謝
「ありがとう」を忘れずに、清々しい朝を迎えようと思います!