大量に出したおもちゃの片づけを、次男に促したところ、
「こんなにたくさん、ひとりでできないなー」
と言い出しました。
お片づけを手伝ってほしいときの、お決まりの台詞です。
だったらそんなに出さないの、できる分だけ頑張ってたら、みんな助けてくれるから。
という私の返事も、いつもと同じ。
すると、今日の次男は、さらに言葉を重ねます。
「できることなら、なんでもできるんだけどなあー!」
――何それ!
確かに、その通りだけど!
文字通りの意味のはずなのに、考えてみたら深い気がする。
できることなら、なんでもできる
人間に可能なことならできるよ。だからなんでもできるんだ。
という、前向きに鼓舞する言葉にも思えるし。
できることはできる、できないことはできない。だから無理に押しつけてはいけない。
という、人に対する姿勢を説かれているようにも聞こえます。
むくむくと元気が出るような、体がぴりりと引き締まるような。
5歳児が放った、不思議な言葉をくり返しながら、一緒におもちゃを片づけました。