こちらを読んで、さっそく取り組みました。
ここでいう「棚卸し」とは、「自分自身を発見すること」です。
- 自分はどんなことをしてきたのか?
- 自分は何ができるのか?
- 自分は何が得意で、何を好むのか?
を自身に問いかけながら、
社会人になってから「自分がしてきた仕事の目的と中身」「どういう成果をおさめたのか」
これらを時系列で具体的に書き出していきましょう。
とのこと。
過去やってきたことを書き出す
まずは、今まで経験した仕事を書き出してみました。
- デパ地下(食品・贈答品フロア)での接客・販売
- インターネットプロバイダ申込手続きのデータ入力
- イベントでのスポーツ用品の販売
- 全国健康保険協会での事務補助
- 市教育委員会での事務補助
- 生命保険会社の営業
- 小学校の読み聞かせボランティア・図書室整備ボランティア
- 訪問介護
- 母親・嫁
- 子育て支援ボランティア
社会的には仕事と分類されなくても、自分が仕事のように向き合っていたものは、含みました。
目的を持った仕事の中身…というと難しく、手が止まってしまったので、
- 習って覚えたこと
- できるようになったこと
- 自分なりに工夫したこと
を、思いつく限り書いてみました。
すると、何だか胸がいっぱいになってきて。
――私、何の仕事力もないと思っていたけれど、いろいろやってきて、しっかり頑張っていたんだ。
ちゃんと社会の中で必要とされて、役立っていたんだ。
大丈夫だよ、と自分を抱きしめてあげたくなりました。
子ども優先を貫くと、就職が難しいことは、以前から感じていたけれど。
それでも、どこからも必要とされないなんてことは、きっとないから大丈夫。
改めて書き出してみると、確かに自信になりますね。
再現性を見つける
そして転職時には、「過去の実績や業務から自社に入って活躍できるか?」という、再現性を見られているのだそうです。
この「再現性」とは、
- 客観的な事実(=数字)で語られているか
- それがうまくいった理由が、その人のどういう頑張りなのか
の2点。
これがさっぱり見つけられず、難しかったです。
何日も思い返しては考えましたが、具体的な数字にはできませんでした。
ただ、仕事で得たものの共通項としては、
- マニュアル化…仕事内容を誰にでもわかりやすくまとめ、伝えられる(教育や引継ぎ)
- 改善力…やりやすい方法や効率的なシステムを試して、今ある環境をよりよくしていく(家事を一手に引き受けて回す)
- 想像力…相手の立場に立ち、何がサービスになるのか、何が自立支援になるのか、細やかな配慮をもって考える(対人関係や育児)
- コミュニケーション力…笑顔と素直さと感謝を常に意識し、円滑な人間関係を築く(コミュニティの構築と維持)
こんな部分が見えてきました。
職種としては、開拓していくより、保持・改善していく方が得意なのかな。
実力と結果がはっきり出るクリエイティブな分野や、勝ち負けのある営業などの分野は、実はあまり向いていなくて。
細やかに丁寧に相手の気持ちをすくい上げて、心地よさを提供する、教育や福祉やサービス分野が、しっくりくるような気がします。
そして、これから働きたいキーワードも浮かびました。
笑顔、安心、共感
です。
目の前の一人を、幸せにするお手伝いができるような。
笑顔と共感を贈って、心を和らげてもらえるような。
今まさに、子ども相手にしていることそのものですが(笑)。
家族以外の社会にも、仕事として役立てられたら、嬉しいですね。