言葉の贈り物

子どもの事情で、大幅な予定変更が必要になりました。

頭をフル回転させて、いろんなところに連絡を入れ、確認と調整をします。

約束をいただいていた方に、事情とお詫びを伝えて、延期のお願いをしたところ。

快く受け入れてくださったばかりか、

「それはお母さん大変ですよね。大丈夫ですか? 何か困ったことがあったら、いつでも言ってくださいね」

と労っていただき、泣きそうになりました。

とにかく今は、私が対応し、踏ん張るしかない。

自分にとっても周りにとっても、それが当然の状況でした。

だからこそ、思いがけず温かい言葉をかけてもらえたことが、本当に嬉しかったんです。

普段なら、感動をぐっと飲み込んで、胸の内にしまっていたでしょう。

でも、今この瞬間、

「嬉しいです。ありがとうございます」

素直にまっすぐに、感謝を伝えたいと思い、口に出して答えました。

言葉をもらったこと、言葉を返せたこと。

私にとって、二重に心が温まる出来事でした。

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